展覧会場はフランス北部、ベルギーとの国境沿いにあるセダンという田舎町。

パリから北東に約230キロ。 日本でいうと東京から静岡を越えて掛川ぐらいだろうか。そのためパリから 電車を乗り継ぎ2時間かけて行くことになった。

まず北東部に向かう列車が集まるエスト駅に行き、 TGV(テー・ジェー・ベー)に乗ってReims(ランス)まで行く。

TGVは日本の新幹線と同じ超特急。 私は鉄道マニアではないけれど、一度乗って見たかった。
車内は真中の通路を挟んで2人がけシートが2つあり、新幹線より狭い。 レール幅は新幹線と同じ1,435mmで、日本では“広軌(こうき)”と呼ばれるが、 これが世界標準軌間だそうだ。ただ、ローカル線と同じレール上を走るため、 ホームの幅に合わせて車体が狭くなってしまうらしい。

パリ市街を離れると、とたんに田園風景になる。 写真に写ってるのは放牧中の羊たち。牛も多かった。 高い山は無く、地平線まで見渡せる農村風景は北海道を思わせる。 流れる車窓を眺めていると、「世界の車窓から」を思い出す。

Reims(ランス)でローカル線TERに乗り換える。 天井が高くてカラフルな電車だ。

乗ってすぐに気が付いたのは、窓上についているフック。 コートをかけるには太くて頑丈にできているが・・・、
ここで “クエスチョン!”
このフックは、何を掛けるのでしょうか?
“不思議ハッケン!”

答えは・・・、
自転車を掛けるフックでした。 
通勤、通学で使う自転車を乗せられるなんて、さすがツールドフランスの国だと思う。
残念ながら私が乗ってる間は自転車を掛けてる人はいなかった。
ちなみに、自転車料金は特に無くて、通常の運賃でいいそうです。
つづく
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