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横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
「新しき土」
京橋の国立近代美術館フィルムセンターでは、常に様々なテーマの下で所蔵フィルムの特集上映を行っている。
現在大ホールで特集上映されているのはわたしも好きな増村保造。
まだ一度しか足を運んでいないのだが、今回は大ホールの話題ではなく、小ホールの方を取り上げたい。
「映画の教室2014」。
要するに、映画史に残る名作・話題作をセレクトして上映する企画、なわけ。
名画座がほぼ壊滅状態のイマ、ありがたい催しでなんである。
ラインアップを覗いてみると、サイレントのコメディに始まり、ソビエト映画あり、日本からは「浮雲」や「雨月物語」と
いった名作中の名作に大島渚、など、魅力的だ。
この中からわたしがチョイスしたのは、名前はズッーと前から知っていたけど未見のままだった「新しき土」。
1937年制作の日独合作映画。
タイミングとしては、日独防共協定で手を握った直後、どちらかといえばドイツが音頭を取ったよう。
舞台は日本。
キャストも、「土と兵隊」の小杉勇に説明無用の原節子と日本人を中心に、ドイツからのルート・エヴェラーなど。
メガホンをとったのは、山岳映画の巨匠、アーノルド・ファンクと伊丹万作。
国際合作映画のフクザツなところで、ファンクがまとめた「ドイツ版」と、伊丹による「日英版」の2バージョンがあり、
今回の上映ではいずれも上映される。本来は2つを見比べたいのだが、スケジュールの都合で本命とされている
ドイツ版を鑑賞した。
冒頭のタイトルバックで「地理の点など妙な個所もあるが、雅量ある諸君は微笑みとともに看過して下さるだろう」
なんて断り書きが出てくる。
ま、外国人が監督だとそうなりがちななんだが、ジャパン(いや、ドイツ語的にはヤーパン)はこんなとこでっせ、
と色んなところを撮りたい、見せたいになっちゃって、日本人にすれば「ここドコ?」になってしまうんだな。
小杉勇がドイツから横浜港に着き、東京のホテルに入った…なぜか「阪神電車」のネオンサイン。泊まったホテル
も甲子園ホテルらしい。
原節子のウチ。
再三再四富士山が出てくるので、静岡なのね、と諒解していると、ウチのそばで原節子が遊んでいるのは厳島
神社。シカにエサをねだられて節子困っちゃう。
ま、こんなことはどうでもいいのだ。
わたしは雅量があるから、微笑みを含んで(嘲笑って?)おしまい。
それにしても、このドイツ版、日本人キャストは日本語をしゃべるのでいいとして、ドイツ人のことばがまったくわか
らない。要するに字幕がないのだ。
途中、かなり長いドイツ語のナレーションもあるが、まったく意味不明。
わかるのはヤーパンと人の名前だけではねえ…
だからして、小杉勇と一緒に船に乗ってきたルート・エヴェラーは恋人のようだが本当はどうなのか?とか、細かい
ところがわからなくて困る。
でも、ファンク監督的には、たぶんそんなことは問題じゃない。
クライマックス、原節子がひとり、噴煙を上げる活火山に登っていく。
草履をはいて、着物姿で。
ものすごく無謀だが、思い詰めているのでこれでいいのだ。
それと察した小杉勇が後を追う。
立ち枯れの木々が林立する大正池のような池を泳いで横断した彼は、靴下のまま山に挑む。
無謀をとうに通り過ぎているが、これも状況的に仕方ない。
ちなみに山道、全然整備されていない。
道なき山肌を、両手両足フル稼働で登っていく。
おい、原節子はこんなとこ登れないだろう、と突っ込みたくなるが、ルートが違うのだ。おそらく。
しかも、頂上に近づくと噴煙は視界を遮り、地面はうっかり触れようものなら火傷しそうなほどに熱を帯びてくる!
ここで靴下とは!
…苦痛に耐えながら、それでも、延々と小杉勇は登る。
手足を焦がす灼熱と、原節子の身を案じる焦燥。
頂上はまだなのか、道は間違っていないのか、そもそも間に合うのか?
火の山は厳然と小杉勇の前に立ちはだかり、その征服を拒むようだ。
これだ!圧倒的な大自然とちっぽけな人間の格闘!!
これこそ、山岳映画なんだ、ファンク監督の描きたかったものなんだ、そう思った。
映画全体の中で相当にバランスを失してはいるが、わかりやすいぞ。
原節子ファンは必見。
フレッシュな美貌まぶしく、ファッションショーさながら和洋様々なスタイルで目を楽しませてくれる。
9月5日に2バージョン一気上映のチャンスがある。
興味のある方は続けてご覧になってはいかが。
クライマックスから。この山、焼岳らしい。そうすると彼が泳いだのはやっぱり大正池。
「映画の教室2014」
NS
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[2014/08/28 17:14]
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