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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
日本史好きの聖地。
土曜日、佐倉城址公園の桜からやっと解放?されて、本来の目的だった国立歴史民俗博物館へ。
でも、この博物館、意外と知られていないんじゃないか?

昭和58年、「日本の歴史と文化について総合的に研究・展示する歴史民俗博物館」としてすスタートしてから30年あまり。
この手の博物館としては、それほど古い!という感じではない。


博物館の正面から。


とにかくなにがスゴイって、そのボリュームは半端じゃない。

常設展からして、全部で6つの展示室があり、「原始・古代」「中世」「近世」「民俗」「近代」「現代」と並ぶ。
展示されているのも、実物・模型・ジオラマと見ごたえ十分で、ぼんやり見て回るだけでも楽しい。

でもね、それでも結構な所要時間を覚悟しておかなきゃならない。
しっかり見ていこうと思ったら、とても1日では足りない。

DSC06702.jpg
6の展示室に、企画展会場も加わる。


佐倉、というロケーションもポイント。

わたしの場合横浜からエッチラオッチラやって来るんだが、京急-都営地下鉄-京成と乗り継いで1時間半とちょっと。

近い、とは言えないが、凄く遠い、というほどでもない。
往復で3時間超というと、ちょっと出だしが遅くなると、見学時間が思いの外取れなくなる。

DSC06767.jpg
最後に駆け足で「現代」だけ回った。これは、旧陸軍の兵営を再現した展示。


DSC06791.jpg
映画「浮雲」のセット、なんて展示もある。


さて、今回は常設展もさることながら、今だけ!の企画展がお目当て。
題して、「歴史にみる震災」。
まさに今、見ておかなきゃならないテーマといえる。

DSC06697.jpg
エントランスにて。


展示は2つのコーナーを中心に、まずは東日本大震災から。
大津波に襲われた三陸が、繰り返し、繰り返し、大きな被害に見舞われていたことがよくわかった。

記録に残っているものだけでも、869年、平安時代の貞観地震の際の大津波、1611年、まだ家康存命中の慶長三陸津波、1896年、明治中ごろの大津波、1933年、昭和8年の大津波、1960年、昭和35年にはチリ地震による津波が来襲、そして2011年…

大きな立体地形模型で、宮古の漁村の変遷が紹介されていた。
明治の津波の後、住宅の高地移転が行われ、高い堤防も築かれた。

その後、堤防の効力が証明されると、再び低地に住宅が増えてくる。

そして2011年。
明治の地震よりはるか高くまで到達する、大津波…

2つ目のコーナーは、関東大震災を中心に、全国各地、近代に発生した「震災」を紹介している。

関東大震災。
横浜で行われた企画展・写真展にも足を運んでいるし、それなりに知っているつもりだったが、東京と横浜で死傷者の大半を占めていたとは…改めて大都市災害の、それも火災の恐ろしさに慄然とする。

昭和期に入ってから、戦前但馬や丹後で起こった震災、敗戦直後、福井で起こった震災。
これらは今回初めて知ったこと。

戦争中には(これは知ってはいたけれど)、名古屋や四国など、東南海で大きな地震もあった。
日本、どこに行っても震災から逃れるすべはないのかもしれない。

すると、備え、それしか対処の手はないだろう。

モノ、としての備え。
1週間分の食料・水・生活物資を備蓄しておくこと。

情報、としての備え。
避難所は、避難経路は、津波対策ビルの場所は、災害伝言ダイヤルの使い方は、家族での取り決めは。
事前に必要な情報を整理して、決めるべきことは決めておくこと。

最後にこころの備え。
これが一番難しそうだが、いつ来てもおかしくない、と覚悟しておく?のはともかく、
「その時」に必要以上にパニックにならないように…って言うほどうまくいかないよね。

こころの備え、何かいい手はないかしら?


NS
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