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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
映画「SPACE BATTLESHIP ヤマト」
 まあ、こんなもんでしょう。(^_^)

 古代進役が木村拓哉で森雪が黒木メイサで「三丁目の夕日」の監督が作るの
を想像したら大抵予想がつく。想像した通りのお涙頂戴映画だった。この映画
は例年お正月にやっていた『新春スターかくし芸大会』のようなもので、物語
の展開に真面目に突っ込んでいたらキリがなく、心を広く持って、ダメなとこ
ろも心の中で突っ込みながら楽しむしかないんです。

 国民的アニメの実写化に挑戦したということでヨシとしなきゃ。

 でも、私がアニメ作品で好きだったガミラスとデスラーの設定がまるっきり
変わってしまったのにはガッカリだった。それと、人間ドラマ(というほど大
した物ではないけれど)に時間を割いた分、SFの“S”の部分、サイエンス
(科学)がほとんどなかったのが残念です。

 キャスティングはみな良かったんじゃないだろうか。

 特に佐渡先生役の高島礼子さんと真田役の柳葉さん。佐渡先生は原作ではヨッ
パライのおっさんなんだけど、高島礼子でも違和感がなかった。一升瓶も似合っ
てたし、それに…、何たって一番良かったのはネコの「みーくん」ですよ。
生のネコでホッとした。これがチープなアニメキャラクターが合成されてたら
目も当てられなかったもんね。(笑)

 


  63点。(ちょっと甘すぎ?)
 

- 以下ネタバレありなのでご覧になってから読んで下さい -

 

 

 

 文句をあげるとキリがないので、ひとつふたつだけあげると、

 まず『ワープ航法』です。

 ワープ航法はヤマトにとって一大イベントでしょ。その場面、さあワープする
ぞ、どういう映像だろう、雪のスーツはどうなるんだ?(アニメを知ってる人は
わかるはず)と、拳を握りながら構えていたら…  ドロンと忍者みたいな煙が
出て「ハイ、終了~」てなもんです。

 えっ、 もう終わっちゃったの? と、拍子抜け。

 それと一番残念だったのは、上でも書いたけど、私がアニメ版で好きだったガ
ミラスとデスラー総統の設定がまるっきり変わっちゃったこと。悪としての魅力
がまるでないし、存在そのものにあまり意味が感じられなくなった。ガミラス兵
はヘロヘロのCG宇宙人だし。トホホですよ。だからガミラス軍と闘ってる場面
もアニメほどの緊迫感を感じることがなかった。絶体絶命のピンチを切り抜けら
れて喜んでいるのは出演者たちで、私にはまったく伝わってこなかった。

・・・まあ、顔を青く塗ったくった伊武雅刀が出てきても困るんですけどね。(笑)

 あと、ガミラスの戦闘機を捕獲して艦内に格納したら、クルー全員がドヤドヤ
見学に来る有様。オイオイ危険だろうって。 クルー全体に危機感がまったく足
りないんだから。で、案の定、取り憑かれて、それみろって感じです。

 さて、よかったのは、雪がコスモゼロにキスするシーン。私はOKでした。
 古代がニヤケすぎだけど今回は松本零士の古代像ではなく“キムタクの古代”
だからね。あれはあれでいいんだろう。作品全般にわたって力の入った演技ばか
りだったので、あそこの場面だけはふたりとも自然な演技でよかった。

 キャスティングが良かったのも先に書いたけど、真田役の柳葉さんピッタリで
した。できれば柳葉さんにワープ航法の説明をしてほしかった。

 ということで、劇場でお金払って観るには…、 テレビで充分かもね。
 (スタッフのみなさんごめんなさい)

 最後に、エンドロールに原作とあった西崎元プロデューサーが、11月、小
笠原で船から海に落ちて亡くなりました。


きしょう

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