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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
続・あれから90年。
さて、関東大震災から90年を記念しての企画展。

わたしは無料の市立中央図書館から見学をスタート。
こちらの展示は、横浜市史資料室に寄贈された写真家・前川謙三のガラス乾板資料が中心になっている。

プロの、しかも手練れの写真家の手になる写真はさすがのクオリティ。
細部まで鮮明なその解像度の高さに驚かされる。

展示資料の中には、イーストマンコダックのガラス乾板のパッケージ、なんてのもあったが、
ロールフィルムがメディアの中心に取って代わる前、の時代なのだ。
ちなみに、日本では1935年あたりがその交代期に当たるらしい。

乾板のサイズは、写真のサイズとイコールであるので実にいろいろなサイズがあったわけだが、
そのほとんどがロールフィルムよりもはるかに大きい。

となると、そもそも高解像度が期待できるじゃん、ということか。

大震災が発生して、まずは強烈な揺れで建物が倒壊、この段で相当深刻な被害が出ていたところに、
火災が追い撃ちをかける。

倒壊を免れた建物も火にやられて、被害はますます拡大した。

その、火が出る前の写真。
木造の建物が、まさにペシャンコにつぶれ、その残骸が折り重なっている。
そこに倒れ掛かる電柱、切れて散乱した電線…

火が出た後の広角俯瞰。
市の中心部はまさに焼き尽くされている。

同じ角度から復興が進む様子も写されている。
看板の文字までクリア。リアルさが実感を高める。

1923年9月1日。
まさに横浜中心部は焼き払われたんだ、と圧倒的な現実が迫ってくる。

高島台から写した写真。
東海道線が走るのは今と変わらない。

けれど、第一京浜も第二京浜もない。
見慣れない道のルートをたどると、これは旧東海道なんだと気がついた。

横浜のあちらこちらを知っている人なら、いろいろな発見があると思う。

重ねてですが10月14日までの開催です。
横浜都市発展記念館、開港記念館の展示と合わせてぜひ。


市立中央図書館の会場入口。

DSC04969.jpg
こちらは都市発展記念館。


NS
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