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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
ドキュメンタリー映画「流」
会社のOBでフリー・カメラマンが撮ったドキュメンタリー映画が公開された。
場所は東中野の『ポレポレ東中野』。

ポレポレ東中野はミニシアター(単館系)で、主にドキュメンタリーや新人監督の
作品を中心に上映している。

POREPORE.jpg

100席ほどの小さな劇場で、壁から天上までパーマネント・グリーン色。シートの生地
は表が黒で裏が赤という大胆なカラーリングだ。約100人程度の映画館にしてはスク
リーンが大きくて迫力があった。それもそのはず、Wikipediaによると客席1席あたり
のスクリーン面積が日本で最も広い映画館だと書いてあった。そんなデータがあるの
初めて知った。


さて、映画「流(ながれ)」は、神奈川県を流れる中津川に生息する絶滅危惧種の植物
『カワラノギク』を残そうと個人で活動している吉江さんと、中津川に住んでいる
水生昆虫を1960年から調査している地元学校教師、斉藤さんのふたりのおじいさんの
10年間の活動を追ったドキュメンタリーである。

この二人のおじいさんは誰に頼まれたわけでもなく、お金になるわけでもないのに毎年
もくもくと作業を続けている。同じ事を毎年繰り返すその姿に感心するし頭が下がる。
チラシに「この映画は日本の“木を植えた男”です」(作家 童門冬二)とあるように、
まったくその通り。ひたすら二人のおじいさんは活動を続けるばかりだ。

カワラノギクを移植するおじいさんの姿はやがて人の目に留まり、NPO法人の協力を
得てラストでノギクの花畑が満開に咲くことになるのは、すがすがしい気持ちになった。

惜しむは、作品がずっと河川敷(河原)だけで進行するため、周囲の山々の自然や風景
が出てこない。映画として狭い印象しか残らなかった。年月は字幕で出るものの、
四季の映像がないので、10年の時間を観客の体験として入ってこなかった。

nagare.jpg
ドキュメンタリー映画「流(ながれ)」~11月30日まで
ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

きしょう
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