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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
鬼才、曽我蕭白はワイルドだぜぇ
BOSTON1.jpg


天気がいい休日は上野の国立博物館へ行かなきゃソンだぜ。←スギちゃん風

今、「ボストン美術館 日本美術の至宝」特別展をやってて、ボストン美術館にコレク
ションされている日本の美術品92点が里帰りしている。

古~い屏風やカビ臭い絵巻物、陰気くさい掛け軸がいっぱい展示されているんだぜ。
ワイルドだろ。

等伯、光琳、若冲と、日本のスーパースターが揃う中で、オレが楽しんだのは、
曽我蕭白(そがしょうはく)という画家。破天荒で不気味な蕭白の作品がたくさん見ら
れるのはめったにない機会だぜ。


「ほう居士・霊昭女図屏風(ほうこじ・れいしょうじょずびょうぶ)」という、中国唐代
の仙人、ほう居士(ほうこじ)を描いたもは、川で洗濯する女のチラリと覗いたふくらは
ぎに見とれて法力を失った場面を描いている。男の本性を露わにした仙人の好色な眼差し
がワイルドだぜぇ~。

また、「虎渓三笑図屏風(こけいさんしょうずびょうぶ)」は、中国の賢者3人が集まっ
て歓談した後、俗世間に通じるので渡らないと決めた橋を、話しに夢中になるあまりうっ
かり越えてしまい、みんなで大笑いしている図だ。

ネットで3人のバカ面を紹介できないのが残念だが、これは会場で見てくれ。

私は若い頃、この醜くて汚い蕭白の絵が嫌いだった。

蕭白が生きていた時代は、狩野派や琳派が活躍した時代で、シンプルな中に斬新な構成美
と写実的な描写力がウケていたから、デッサンがゆがんでキモイ蕭白はまったくウケなかっ
たに違いない。だから、海外に流れたんだろう。 ←勝手な推測


美術館には年輩の方が多く来館していた。
私のとなりで観賞していたご婦人3人は、上で紹介した「虎渓三笑図屏風」の絵を見て笑っ
てた。

あれ、ウケてんじゃない。 蕭白、やるね。

そう、そうなんだぜ。

蕭白の作品は眉間にしわを寄せて考える作品ではなく、絵本を見るような感覚で軽い気持
ちで見ればいいんだ。 ご婦人たちの様子を見てそう思った。

中国に伝わる賢者をヒーローのように勇ましく描くのではなく、所詮、我々と同じ人間な
んだと、女の足を見ては興奮するし、間違えて橋を笑って爆笑したり、風でゴロンと飛ば
されたり・・・。

そんな人間臭さを独自の視点で描ききった才人。作品を観ているうちに共感を持つように
なった。

こうして蕭白の絵を見ているうちに、安らぎさえ感じて気が楽になってきた。


 そうか、曽我蕭白はワイルドじゃない、

        ・・・マイルドだぜぇ。 チャンチャン


上野の国立博物館「ボストン美術館 日本美術の至宝」
http://www.boston-nippon.jp/

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