本ブログでも一度取り上げたNHKスペシャル「ヒューマン なぜ人間になれたのか」が昨夜の放送で完結した。 そのタイトルは「第4集 そしてお金が生まれた」。
人間がなぜ、他の動物たちと袂を分かち、集団で助け合う「社会」を築き、工夫とアイデアで目覚ましい発展の道を歩めたのか。最新の研究成果に基づき、そのナゾへの答えを見せてくれたこのシリーズには、知的好奇心を大いに刺激させられた。
最終回では、平等に分かち合うことがすべてだった社会に「お金」が生まれたことで、モノとモノとの交換が活発になり、様々な職種の専業者が生まれ、「もっとお金を!」とモチベーションの向上が技術を進歩させる…と、爆発的に人口が増加することになった原動力が「お金」だったことを解き明かす。
「お金」を作れば、未来はこうなっていくだろう… お金というシステムを初めて作った人は、そんなことは考えなかっただろう。
わたしの魚とあなたの木の実を交換するのに、便利で信頼できる物差しが欲しかっただけかもしれない。 でもそれは、6,000年後の今、世界中を覆い尽くし、それがなくては生きていけないものになってしまった。
世界の人口は現在70億超。 2050年には100億に届かんとする勢いだ…
ふと番組とは別のことがアタマに浮かんだ。 このまま人口が増え続けたらとうなるのか?
限界を超えたところには、破綻がやってくるのは想像に難くない。 それを人間は防ぐことが出来るのか?知恵と技術で乗り越えていけるのか? そうだ、きっとそのはずだ!とノー天気には思えない。
人間は動物とは違う、と私たちは思っている。 でも、宇宙的な視点から見下ろせばどう映るのか?
かなりユニークなヤツらで、他を圧するおっそろしい勢いで増えたが、増えすぎて制御不能になり、運命に身を任せるしかない…結局は多少知恵ある動物だったということではなかろうか。
未来予測が出来る唯一の?動物・人間の将来に光あるべく、今のわたしに出来ることは…節電くらい? 皆さんもぜひ、人間の今とその行く末に思いを馳せてみてください。
ヒューマン なぜ人間になれたのか~公式サイト http://www.nhk.or.jp/special/onair/120226.html
NS
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