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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
Battle Ship Mikasa Ⅲ
さて、三笠の甲板から、艦内へと下りてみよう。

艦内のかなりの部分は展示施設になっていて、三笠の戦歴や日露戦争の経緯などを知ることが出来る。
これはこれで大切なことなのだが、「軍艦」としてのホンモノの内部構造をもっと見たかった。

そもそも三笠がこの地で記念艦としての歩みをスタートさせたのは、1925年。
そして20年後、戦後の混乱の中で船体以外の金属・木材はあらかた資材として取り去られ、
アメリカ兵向けのダンスホールや水族館と化していたという。

甲板上に睨みをきかせる主砲などかなりの部分がレプリカとのことだが、
こうした哀しい歴史ゆえのことなのだ。

艦内で辛うじて往事の姿をとどめるのは後部の士官用区画。
東郷長官も使用したであろう司令長官公室や、艦長室・参謀長室などが残っている。

記念艦三笠05
司令長官公室

艦が建造されたイギリス製の内装だろう、シックな雰囲気の室内の中に不釣り合いなものが。
写真中央の奥を見て欲しい。速射砲があるのがわかるだろうか。
いったん戦闘ともなれば、この優雅な空間も修羅場と化すのであろう。


記念艦三笠07
長官専用ラッタル

甲板に上がるラッタルにも司令長官専用があったりする。
長官の威厳を示すため?それとも交通整理のためなのか。

そう言えばロシアの軍艦にもこれはあったようで、エイゼンシュテイン監督の映画「戦艦ポチョムキン」には、
下りようとした水兵を艦長が一喝する、なんてシーンがあったことを思い出す。


NS
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