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横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
映画『パラサイト 半地下の家族』
カンヌでパルムドールを受賞し、ゴールデングローブ賞の外国作品賞を
受賞し、アメリカのアカデミー賞も・・・と聞いて慌てて観に行き、
ちょっと期待しすぎちゃったのがまずかったかな?
半地下に暮らす貧しい一家の息子が、ひょんなことからIT企業の社長宅に
家庭教師として入り込み、それをきっかけに自分の家族を次々と呼び
込んで豪邸にパラサイト(寄生)する生活が始まる。
前半の上流階級一家に住み着いていく過程は、のんびりと面白く描いてる
が、やや退屈な印象で、これが賞を取る作品かと首をかしげたくなる。
ところが中盤、ある者が登場するところから事態は一変し、私を含めて
観客が予想もしない展開へと向かう・・・
ポン・ジュノ監督作品は私は過去に『グエルム』と『母なる証明』を観て
いる。寓話のようなフィクションをリアリティで包み込む稀代の職人
監督だと思う。
今回も、半地下に住む家の“便器”が床の高さより上にあったり、
裕福な豪邸が高台の上にあって黒澤明の『天国と地獄』を思わす
階級の差を表現し、土砂降りの雨の中、長い階段をずぶぬれになりな
がら家に帰る場面はとても印象深く、画作りを大切にしているのが
伝わった。作品を観終わって映像が記憶に残る作品ってそうないものだ。
ただし、終わり方が私の心を動かさなかったのが残念だ。映画『万引き家
族』は、観終わって寄せ集めの家族を愛おしく感じたけれど、
パラサイト一家には、そんな特別な感情は生まれなかった。
パルムドール賞を受賞するほどの作品とは思えなかったけど、
記憶に残る不思議な魅力を持った作品なのは間違いない。
採点 70点。
* * * 以下ネタバレあり * * *
この作品は中盤、家族がパラサイトに成功して祝杯をあげている時
の事、おいおい、そんなにくつろいでて大丈夫かと心配してたら、
案の定、前に雇われていた家政婦が戻ってくる。そこからダークな
世界に入っていき、開いた口がふさがらない状態がクライマックス
まで続く。
誕生日パーティーの惨劇なんて、ホラー映画を見慣れている私でも
心臓が止まるようにショックを受けたもの。
貧富の差を"匂い"で貫いたシナリオがよかった。
誕生日パーティーで父が主人を刺してしまったのも、その臭いの
差別に原因がある。
忘れてはいけないのは出演者の自然な演技と存在感。
すばらしくて全員の出演作を見たくなった。
でもね、ラストなのよ。
減点のすべては終わり方。私には物足りなく感じた。
父のモール信号を息子が現場に戻ってきて見るとは限らないでしょ。
むしろ警官に見つかったらどうするの。それと、将来勉強して裕福に
なって家を買い取るなんて、無理だと思うし。そこに明るい未来は
私は感じなかった。
一方、『万引き家族』は死体遺棄と少女誘拐がバレて(といっても完
全な犯罪とはいいがたい)離れ離れになった家族だが、その後も
お互い通じ合っていて、本当の親子以上の関係だというのが伝わった。
それが現代の希薄な人間関係特に親子関係を象徴しているかの
ようで感慨深い。ラストはDVを受けていた少女がひとり遊びしていた
時に、遠くに何かを見つけて立ち止まるという、その先を観客に想像
する場も与えてくれている。
同じパルムドール賞を受賞した『万引き家族』と比べると、私に
は『パラサイト』は見劣りしてならない。
きしょう
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[2020/02/04 10:57]
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