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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
コロナなき世界で。
実家に行ったついでに、逗子に寄った。

最近のアド街で取り上げられてから、地元スーパーのスズキヤに寄って惣菜など物色するのも楽しみなんだが、今日はその前に山に登ろうと思い立った。

逗子、というと海、と返ってきそうだが、実は海から上がって少し行くとすぐに山なんである。ここには(大分大雑把だが)徳富蘆花ゆかりの公園のほか、郷土資料館や古墳、なんてものまである。

山の高さは大したことないものの、ふもとからいきなりかなりの急勾配が迫ってくるので、脚と呼吸器のトレーニングには絶好?

それでも、山自体は久しぶりなので、六代御前の墓あたりから登って蘆花公園を目指す、と以前の記憶に拠ったざっくりしたプランで臨んだ。

zusi (2)
古墳を目指す前に、一方の道を果てまで登ったら、忠魂碑があった←いつのものか、確認を忘れた!

マスクのせいもあって(マスクをした方が呼吸器トレとしてはベターと思ったんだが、後でやめた。とてもやってられない)、ゼイゼイ言いながら登っていくと、案内板に「古墳」とある。1号墳と2号墳があるので、1号から、と向かっていくのだが、なかなかたどり着かず、時間も押しているのと面倒くさくもなってきて、他日を期すことに。

じゃあ2号墳、と歩いていくと、こちらにはほどなく到着。たしかに、地形がこんもりと円い丘状になっている。

zusi.jpg


汗もかいたので、しばしここで休憩。木立の中を風が抜けていくんだが、これがもう気持ちのいいことったらない。人もいないし、コロナのこともすっかりアタマから消えて、ひたすら風に吹かれていた。

この時期だから、ウグイスをはじめ鳥の声も涼やか。こんな贅沢な時間は、本当に久しぶり。こころから満喫出来た。

さてさての帰り道。急勾配は膝に来る、のみならず、脚を滑らせないか冷や冷やするほど。登りよりよっぽど気をつかう。これは雨が降ったら、怖くて歩けないんじゃないかしらん。

NS

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『晴れた日に かなしみの一つ』

 会社のOB上原隆さんの新刊が双葉社から発売された。

 『晴れた日に かなしみの一つ』

 5月27日の朝日新聞(朝刊)2面に広告が大きく載っていた。

 uehar2.jpg

 困難な時に人はどのようにして立ち向かっているのか、市井の人々を
 取材して紡ぐノンフィクション・コラムである。

 『別れ話は公園で』は、
 若い男女の別れ話を、自分の考えをすぐに口に出せない女性あずみさんの
 視点で描かれている。 二人の会話の間にあずみさんの心の声が<>で
 書かれていて、口から出た言葉が自分の本意とは違った形で相手に
 伝わってしまうズレを面白く書かいてある。私も同じような経験をするので、
 共感してしまう。

 そして、自分だったらどうだろうって考えるのだ。

 重松清氏の解説によると、
 「上原さんの描くコラムは、読者一人ひとりにとっての<一枚の鏡>なのだ」
 とある。まったくその通りである。

 『八年目のファックス』は、
 若くして亡くなったヨコちゃんに、八年経った今でもFAXを送り続ける上司の
 心温まる話で読んでいて目頭が熱くなってくる。

 おっと、車内で涙を流すわけにはいかないのでグッとこらえる。

 そんな時は、つとめて冷静に本を閉じて高杉千明さんの爽やかなカバー
 イラストを見て心を落ち着かせよう。

 uehar1.jpg

 『晴れた日に かなしみの一つ』(双葉社)
 上原隆 著

 きしょう