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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
エヴァンゲリオン展

日テレで3週にわたってエヴァンゲリヲン新劇場版を放送している。
そんな今、横浜そごうで『エヴァンゲリオン展』が開かれている。

『エヴァンゲリオン展』は、新劇場版の原画や設定資料が展示されていて、
生原画が300点、作品総数は1000点以上ある(らしい)。
平日の夕方に行ったのに若いファンが多く、女性客が目だった。
エヴァって女性ファンが多いんだね。

eva1.jpg

今回の展示でよかったのは、劇場版「:破」の第8使徒を3体のエヴァ
で戦うシーンを、シナリオから画コンテ、原画、動画、CG、背景と
アニメの製作過程を追う展示になっていること。完成した映像も大きな
スクリーンで見ることが出来ため、エヴァファンだけでなくアニメを勉強
したい人にうってつけだ。

惜しむはセル画と背景画が少なかったこと。

面白かったのはガイナックスの企画書。

これはテレビ版の番組をはじめる前にテレビ局やスポンサーへ企画を
説明するために作る資料なんだけど、中のイラストで、綾波レイの顔が
 「ルパン三世カリオストロの城」のクラリスに似ていたこと。まるでクラリ
スが額に包帯してる感じだった。企画当時の時代を感じることができて
笑ってしまった。

アニメの制作って、ひとつの作品に何千カットもの原画や何百という
背景を描く必要がある。しかも、それらは一瞬(数秒)で次々と消費
されていくものなのに、ひとつひとつの画のグレードが高く、どれもアート
作品にみえた。一瞬で消えてしまうひとつの画に、ものすごい情熱と
労力をかけているのに感動した。

eva2.jpg

会場内は撮影禁止のため、デパートのフロアのところどころに等身大
フィギアが展示されている。ファンはそれと一緒に記念撮影していた。
写真はアスカだけど、顔が似てねーんだ。

 『エヴァンゲリオン展』
  7/19-9/7まで
  横浜そごう美術館

きしょう
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「新しき土」
京橋の国立近代美術館フィルムセンターでは、常に様々なテーマの下で所蔵フィルムの特集上映を行っている。

現在大ホールで特集上映されているのはわたしも好きな増村保造。
まだ一度しか足を運んでいないのだが、今回は大ホールの話題ではなく、小ホールの方を取り上げたい。

「映画の教室2014」。
要するに、映画史に残る名作・話題作をセレクトして上映する企画、なわけ。
名画座がほぼ壊滅状態のイマ、ありがたい催しでなんである。

ラインアップを覗いてみると、サイレントのコメディに始まり、ソビエト映画あり、日本からは「浮雲」や「雨月物語」と
いった名作中の名作に大島渚、など、魅力的だ。

この中からわたしがチョイスしたのは、名前はズッーと前から知っていたけど未見のままだった「新しき土」。

1937年制作の日独合作映画。
タイミングとしては、日独防共協定で手を握った直後、どちらかといえばドイツが音頭を取ったよう。

舞台は日本。
キャストも、「土と兵隊」の小杉勇に説明無用の原節子と日本人を中心に、ドイツからのルート・エヴェラーなど。
メガホンをとったのは、山岳映画の巨匠、アーノルド・ファンクと伊丹万作。

国際合作映画のフクザツなところで、ファンクがまとめた「ドイツ版」と、伊丹による「日英版」の2バージョンがあり、
今回の上映ではいずれも上映される。本来は2つを見比べたいのだが、スケジュールの都合で本命とされている
ドイツ版を鑑賞した。

冒頭のタイトルバックで「地理の点など妙な個所もあるが、雅量ある諸君は微笑みとともに看過して下さるだろう」
なんて断り書きが出てくる。

ま、外国人が監督だとそうなりがちななんだが、ジャパン(いや、ドイツ語的にはヤーパン)はこんなとこでっせ、
と色んなところを撮りたい、見せたいになっちゃって、日本人にすれば「ここドコ?」になってしまうんだな。

小杉勇がドイツから横浜港に着き、東京のホテルに入った…なぜか「阪神電車」のネオンサイン。泊まったホテル
も甲子園ホテルらしい。

原節子のウチ。
再三再四富士山が出てくるので、静岡なのね、と諒解していると、ウチのそばで原節子が遊んでいるのは厳島
神社。シカにエサをねだられて節子困っちゃう。

ま、こんなことはどうでもいいのだ。
わたしは雅量があるから、微笑みを含んで(嘲笑って?)おしまい。

それにしても、このドイツ版、日本人キャストは日本語をしゃべるのでいいとして、ドイツ人のことばがまったくわか
らない。要するに字幕がないのだ。

途中、かなり長いドイツ語のナレーションもあるが、まったく意味不明。
わかるのはヤーパンと人の名前だけではねえ…

だからして、小杉勇と一緒に船に乗ってきたルート・エヴェラーは恋人のようだが本当はどうなのか?とか、細かい
ところがわからなくて困る。

でも、ファンク監督的には、たぶんそんなことは問題じゃない。

クライマックス、原節子がひとり、噴煙を上げる活火山に登っていく。
草履をはいて、着物姿で。
ものすごく無謀だが、思い詰めているのでこれでいいのだ。

それと察した小杉勇が後を追う。
立ち枯れの木々が林立する大正池のような池を泳いで横断した彼は、靴下のまま山に挑む。
無謀をとうに通り過ぎているが、これも状況的に仕方ない。

ちなみに山道、全然整備されていない。
道なき山肌を、両手両足フル稼働で登っていく。
おい、原節子はこんなとこ登れないだろう、と突っ込みたくなるが、ルートが違うのだ。おそらく。

しかも、頂上に近づくと噴煙は視界を遮り、地面はうっかり触れようものなら火傷しそうなほどに熱を帯びてくる!
ここで靴下とは!

…苦痛に耐えながら、それでも、延々と小杉勇は登る。

手足を焦がす灼熱と、原節子の身を案じる焦燥。
頂上はまだなのか、道は間違っていないのか、そもそも間に合うのか?
火の山は厳然と小杉勇の前に立ちはだかり、その征服を拒むようだ。

これだ!圧倒的な大自然とちっぽけな人間の格闘!!
これこそ、山岳映画なんだ、ファンク監督の描きたかったものなんだ、そう思った。
映画全体の中で相当にバランスを失してはいるが、わかりやすいぞ。

原節子ファンは必見。
フレッシュな美貌まぶしく、ファッションショーさながら和洋様々なスタイルで目を楽しませてくれる。

9月5日に2バージョン一気上映のチャンスがある。
興味のある方は続けてご覧になってはいかが。


クライマックスから。この山、焼岳らしい。そうすると彼が泳いだのはやっぱり大正池。

「映画の教室2014」

NS
ハリウッド版「ゴジラ」
やっぱ、怪獣映画はIMAX3Dに限る。

怪獣映画は自分の体より大きく写るスクリーンで見ることを持論として
いるため、わざわざ川崎のIMAX3Dで鑑賞した。

この映画はストーリーを楽しむよりも、目の前で繰り広げられる
大スペクタクルを堪能すべきとわりきるといい。そのぐらい迫力ある
VFX(リアルなCG)だった。

実際、怪獣が都会で暴れたらこうなるだろうというシミュレーションになって
リアルに描かれている。これを観たら、東宝の怪獣映画は“ゆるい着ぐるみショー”
にしか感じられない。ま、それはそれで楽しんじゃうけどね。


・・・ 78点。

以下ネタバレあり


この作品の突っ込みどころは大きく3つ。

ひとつは、ムートーなる怪獣。
この作品はゴジラ1匹ものだと思って見たため、ムートーがでてきたときに正直
驚いた。しかも、そのムートーちゃん、「妙だな~、どこかで見たことあるな~」(by 稲川淳二)
と思ったら、平成ガメラシリーズのギャオスじゃないの。)*o*( アッチョンブリケ~
平成ギャオスとレギオンを合わせてエイリアンの味付けをした感じで、
オリジナリティに欠けていた。

ふたつめは、
第五福竜丸のビキニ環礁の水爆実験が、実はゴジラを殺するためだったという新解釈が
飛び出す。これまたガチョーンですよ。放射能の影響がなくなっちゃゴジラの存在そのもの
が希薄になってしまう。

3つめ、
私にとって最大の疑問というか脱力しちゃったのは、クライマックスで時限装置付きのミサ
イルが、解体できずに爆発しちゃうんだけど。あれ、本当に爆発したんだよね? あまりの
衝撃力の無さに、本当に爆破したのか不発だったのかわからなかった。

だって、ビルが壊れた程度で、地下に潜っていたお母ちゃんも、のこのこ現れるし、大きな
爆弾が破裂したぐらいの規模でしかないんだもの。それ違うでしょって物言いしたくなった。
核なら、都市全体がガッポリとクレーターがあくくらいでなきゃだめでしょ。
外国人の核兵器の認識って、あんな程度なのだろうか。

しかも、みんな再会して喜んでたけど、放射能は大丈夫なの?
私は口をポカンと空けたままで、涙もろい私でさえ感動できなかったのは残念だった。

ただし、そんな欠点を許していいと思うぐらい気に入ったのがエンディング。

灰まみれになって死んだと思っていたゴジラが目を覚ましてゆっくり起き上がり、人間には
目もくれず(当然だけどね)ただ海に帰っていく。あのラストがカッチョイイ。

怪獣って、台風や地震のような、人間がどうすることもできない自然災害に遭遇した感じ
なんだよね。人知を超えた存在という日本人の持つゴジラのイメージを損なわない配慮に拍手。

以前、エメリッヒ版の『マグロを喰う巨大イグアナ』にがっかりしたからさ。どうしてもハリウッド版
ゴジラと聞くと、あのいまわしい記憶が甦ってくるからね。

ただ、欲を言えば、アメリカが再び核兵器(正しくは四度目)を使おうとする愚かさをもっと掘り
下げてもらいたかった。核兵器を使うか使わないかを大統領を交えてホワイトハウスのやりとり
の場面を挿入してもらいたかった。国民を救うために一都市に犠牲になってもらうような、
結果的に核を使ってしまう愚かさがでるとストーリーに深みがでたと思う。

きしょう

暴れ放題! ゴジラ2014 シティジオラマ暴れ放題! ゴジラ2014 シティジオラマ
(2014/07/12)
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信州紀行(その3)
信州旅行の2日目は、この度のメインイベント・上高地散策だっ!

松本駅から電車で新島々(しんしましま)まで乗って、バスに乗り換える、という手もあるが、ここは一本で行こうと松本
バスターミナルから直行便に乗車。

DSC09304.jpg
松本のバスターミナル。JRの駅からもすぐ近く。

DSC09314.jpg
しっかり装備の方々も多い。上高地だけなら、スニーカー履き、くらいで大丈夫だ。


シーズン?だけあって、切符売り場からして行列が出来ている。
乗ろうと狙っていたバスは早々にいっぱいになってしまい「あれあれ」と思っていると、すかさず増便が出るという。
この季節、織り込み済みなんだろう。

いかにも観光バス、感あふれるデラックスなバスに交って、フツーの路線バスもあり。
増便はフツーの方だった。

ここから2時間弱、エッチラオッチラ山を登っていくわけだが、このバス、一応路線バスだから、停留所に人がいれば
停まる。と言っても途中から乗ってくる人はほとんどいない。
上高地にに行くには、松本か、新島々から乗る、これが常識になっているからなのか。

本格的に山、になってくるのは新島々を過ぎてから。
連なる山並み、千尋の谷、水殿ダムのダム湖、次々に目に飛び込んでくる。

DSC09329.jpg
大雨のせいなのか、こんなところでも地すべりの跡が。


アナウンスによればこの道、かつて紡績工場に向かう女工たちが行き交ったという。
野麦街道、まさに「ああ、野麦峠」の世界。

山を登っていくから当然カーブも多い。
窓際に座っていると谷沿いなどは結構スリリングだったりする。

DSC09328.jpg
わかりづらいが、このトンネル、結構な勾配を登っている。


やがて、クルマが多くなり、列をなすようになる。
沢渡から先は、マイカーでは入れず、そこにクルマを置いてバスに乗り換えねばならぬとのこと。国立公園の環境を
守るための措置なのだ。

DSC09324.jpg
渋滞にはまっていたのは、それほど長くはなかった。


大正池を過ぎて、いよいよ来たぞ!上高地ってなムードが高まってきた。

終点の上高地バスターミナルまで乗るつもりだったが、思い立って手前の帝国ホテル前でバスを降りた。
相当に腹も減っていたので、まずはランチだ、と意気揚々にホテルへ乗り込むと…

DSC09341.jpg
バスを見送ったら、左手に下っていくとすぐに帝国ホテルだ。


NS
新しい遊び
>約2週間、京都に住む孫たちを預かった。

2人とも女子小学生で手はかからない。一緒に遊ぶ感覚であちこち出掛けた。

圧巻は最終日に行った東京スカイツリー。
うねうね行列を作り、おとなしく並んで、待って待って約一時間。
その間同じような年齢の子供たちがニンテンドー3DSを目線にかざしながらおとなしく歩いている。
小5の孫に聞いたらすれ違いをゲットできるんだそうだ。
見ず知らずの人とつながれる・・・ばあちゃんはこれを危険と呼ぶ。

「一日10人までやで、本名じゃないねんで」と言われても・・・やっぱり危険だし、理解不能。
生身のようで生身でない人が画面上ですれ違って、その人が自分で入力したプロフィールとイラスト自画像
が見られる。・・・・・・見られるってことは、見られてるってことだし危険。

たくさんのすれ違いを経験しながらエレベーターで50秒かけて350メートルを登った。

うわーと思ったが私の経験値からいうと現実感が  無い!!

さらに展望回廊まで30分並んで到達したがやっぱり現実感が無く映像を見るようだった。

子供たちは人とつながるということでさえ、現実と画面の映像との境界を
はっきりと捉えているとは考えにくい。

私がスカイツリーからの眺めにリアル感を感じない、ということは、、、
子供たちは、、、一体何に現実を見るんだろうか?

考えさせられた。


mar.




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(2012/11/02)
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NHK(Eテレ)バリバラ、『切断女性たちの美の世界』
みなさんNHK(Eテレ)の『バリバラ』という番組を知ってますか?
バリアフリー・バラエティの略で、障害者のためのバラエティー番組です

突然ですが、今日22日(金)の21時から『切断女性たちの美の世界』として
義足をつけた女性アーティストの特集を放送します。

それにしてもNHKの番組なのに過激でしょ。
義足をした女性のことを『切断女性』と表現するんだから。

みんなで応援しましょう。

バリバラ公式ホームページ(今夜の番組紹介)
http://www.nhk.or.jp/baribara/schedule/index.html

きしょう

切断ヴィーナス切断ヴィーナス
(2014/05/29)
越智貴雄

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信州紀行(その2)
見渡す限りの水田地帯を抜けると、大王わさび農場。

いや~参った。忽然と人、人、人。
こんなに賑わっているとは思わなかった。
一大観光スポットになっているのだね。


これが大王わさび農場だっ!入口にある土産売り場の建物。


広大なわさび畑も見もの(上から見ると、目に入るのは日除けの黒いメッシュばかりだが)だが、黒澤明監督の「夢」で登場した水車小屋のシーン、その場所がまさにここ。

DSC09164.jpg
わさびは日差しに弱いのですね。

DSC09165.jpg
日除けの下にはわさびたち。


それを見ずにゃ始まらないと直行するも、さすがにカメラを手にした人が多数。
みな考えることは同じ。

しばらく待ってからパチパチ。
空は一面のグレーだが、こればかりは仕方あるまい。

DSC09258.jpg
帰る間際に日が差してきた好機を逃さず、再チャレンジ!


水車が回るたびに、木製のそれはギィ、と軋んだ音を立てる。
薄くグリーンに色づく流れ、その中でたなびく水草。

ここは安曇野、温度は25度を下回っているからそれだけで十分涼しいのだが、この眺めはさらなる涼を呼ぶ。

DSC09275.jpg
中央に注目!


水車小屋の壁に「アオハダトンボ」の紹介があった。
トンボ、といってもカワトンボの一種で、なんと準絶滅危惧種らしい。

この日はラッキーだったのかどうか知らないが、このトンボ、しっかり観察することに成功。
近づいても逃げてしまうことなく、たまにゆっーくりと黒いハネを開閉するのだ。

細ーい胴は、金属を思わせるメタリックな色合いのグリーン。
小さく、きゃしゃなトンボだ。

そろそろ穂高の駅に戻らにゃならぬ。
餃子以降歩きづめで、さすがに足腰がくたびれた。

電話でタクシーを呼び、駅に戻ると電車が来るまでまだ20分あった。

DSC09277.jpg
わさび農場にて。ここの気候はネコにも気持ちいいんだろうね。


NS
認めてもらえた?
鉄道ものDVDの第2弾「雪にいどむ」の注文が入った。
第一弾の「つばめを動かす人たち」が鉄道ファンのみならず、一般の視聴者のノスタルジーを
刺激する内容であるのに対し、「雪にいどむ」のほうはかなりマニアックな鉄ちゃん向け。

鉄道ファンの中でもラッセルなどに興味のあるひとでないと購入までには至らないのが現状だ。

ところが嬉しいことに今日は公益社団法人 鉄道総合研究所 防災技術研究部 気象防災研究室
から直に注文が入った。

記録映画としての価値を認められたようで嬉しい。

9月からの販売予定の「雅楽」も、文化庁の関係者の評価は高く、特に演奏者は世襲のかたも多く
ご自身の先代の映像を観て感激されたというお話も聞き及んでいる。

やはり映像の力はおおきい。

mar.


産業・科学編 (シリーズ 日本のドキュメンタリー 第4冊)産業・科学編 (シリーズ 日本のドキュメンタリー 第4冊)
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信州紀行(その1)

夏の旅行で信州に行ってきた。
上高地、というメインの目的地を中心に据えて2泊3日。

どういうプランで、と考えたとき、手にしたガイドブックのモデルプランが役に立った。

安曇野~上高地~松本市街、これで3日。
よしこれで、と八王子からスーパーあずさに乗って出発。

甲府や小淵沢までなら何度か乗ったことのあるあずさ、終点まで乗るのは初めてだ。
ここで大糸線に乗り換え、30分ほどで穂高駅に到着。

DSC09004.jpg
穂高駅。背後が北アルプス。


ちなみにJR大糸線は単線。


駅前に出て、振り返ると、アルプスの山々が彼方に広がる。
山に来た、という実感が迫ってくる。

そして涼しい。
横浜とは気候がまったく違う。
実に快適で気持ちがいい。

時間は12時半を過ぎている。
まずは昼メシだ。

ガイドブックに載っていた安曇野餃子館で、焼き餃子と水餃子。
オーナーはイラストレーターでもある?
壁面にずらりと並んだ作品を鑑賞しながらの食事。

腹ごしらえがすんだら、早速行動開始。
駅の方向へ取って返し、荻原碌山美術館へ。

DSC09044.jpg
戦前の建築?とも見えるが、昭和30年代のものです。


彫刻家・荻原守衛は皆さまご存じと思うが、彼の生地はこの安曇野。
まさにゆかりの地に、美術館は建っている。

ぶらぶら美術博物館でも紹介された館内をじっくり鑑賞。
わずか30でこの世を去ったのがつくづく惜しまれる。
高村光太郎など、親交のあった芸術家の作品も展示されている。

DSC09052.jpg
敷地内にも作品がある。

DSC09056.jpg
4つの展示館があり、見ごたえも十分。


少々くたびれてきたが、次の目的地・大王わさび農場まで離れているのでのんびりともしていられない。

本来駅前でレンタサイクルを借りるのが筋なのだが、雨が降ったり止んだりで天気が落ち着かないので、じゃあ歩こうと出発したのだが、3キロほどあったらしく、途中で結構疲労を感ずることに。

それでも、蔵造りの建物や、わさび畑、朝礼台ほどもある下駄?のある神社など、道中には目を楽しませるものが多い。

さらには見渡す限りの水田。
緑のイネがサーッと遥かまで広がり、爽快な眺めだ。
心なしか脚の疲れも和らぐような。

DSC09141.jpg
空が青ければ言うことなし。


NS
お盆休みの言い訳

毎年気になる貼り紙が今年もありました。

obon261.jpg

前を通る人も気になるのかチラ見してます。

obon262.jpg

 (本文)
   『私は当店の店主、階級は大将であります
   永い間 関内の激戦地にて戦って参りましたが
   未だどこからも
   軍人恩給、叙勲の話はありません。
   そこで、今般、一週間の夏休みにて、自らこれに
   換えさせて頂くことを思い付きました
   付きましては八月十日~十七日迄連休する
   ことをお許し下さい。』

   妄想がエスカレートしてきたようです。
   このままでは危険なので、ゆっくり休まれた方がいいと思う。

   きしょう

   
お盆のはなしお盆のはなし
(2012/06)
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夏季休暇のお知らせ
日映科学映画では、8月12日(火)~17日(日)を夏季休暇とさせていただきます。
勝手ながら、その間はDVDの発送作業等もお休みとなります。
ご諒承ください。

これからどうなる?
相変わらず、変わり続ける横浜駅。

西口の駅ビルがなくなって久しいが、その後の整備も一段落したようで、とりあえず巨大ターミナルビル建設が始まるまで、しばらくはこの状況が続くようだ。

ベイシェラトンホテルと高島屋を結ぶ陸橋から見ると、東口の向こうまでスッキリとして、実に見晴しがいい。

ターミナルビルの外にも、西口そのものを大改造するプランもあったと聞き及ぶが、それは現時点でどうなっているのだろう?

まだプランニング、あるいはその手前の段階ですべては未定、なのか、実施が決まっているものがあるのか?

高島屋、モアーズ、なんて大型百貨店も子供のころからの建築だし、元三越のヨドバシカメラも建て替えの計画などあるのかしらん。

東口はスカイビルの建て替え以来、これといった動きがないが(そうは言っても、MMとの絡みでは日産グローバル本社などのビルがいくつも新たに建っているのだが)、西口はこれから激動の時を迎える。

やっぱり、生きているうちに完成形を見るのは無理かもしれない。




NS

懐かしさと変わらなさと。
現在の日産ギャラリー、フェアレディとともに展示されているのがニッサンバン80型。

オレンジと赤のデーハーな2トーン。
思い切り目を引きつけるカラフルさ。




これ、1938年のクルマ。
実に76年前のデリバリーバン。

ボンネット型、というところで、反射的に「古いなぁ」「懐かしいなぁ」という感情が湧いてくる。

DSC08745.jpg


マッドガードに付いたヘッドライト、ステーが異様に長いミラー、金属製のバンパー、ディティールに目をやるとさらにクラシカルさは際立つ。

でもでも、ツヤツヤなボディーを見ていると、「これ新品?」てな感じで、正直そう古さを感じない。

DSC08753.jpg


もちろん、今どきのクルマ、コンピュータの導入を始め、隅々まで細かく進歩しているに違いないんだけど、色は別にしてもこの存在感の大きさはどうよ。

かくて、しばしこのクルマの周りから離れられくなったのであった。

DSC08727.jpg
こんなミニカーも展示されていた。当時のものか。


※80型についての詳しい情報はこちらをご参照ください。


NS
『高校野球、決勝戦!』
先月のことだけど、高校野球の決勝戦を見に行った。

会場となる横浜スタジアムは会社の目の前で、しかも内野席は500円。

koukouk1.jpg

神奈川大会の決勝戦は、東海大相模VS向上。

koukouk2.jpg

スタジアムにほぼ満員のお客さんがつめかけた。
ベイスターズの試合より客が多いとは、これいかに。

koukouk3.jpg

地元TVKテレビでも試合を中継している。
写真の女性キャスターは私がファンの小林アナ、だと思う。

koukouk4.jpg

高校野球は応援合戦も楽しい。
上の写真でプラカードに「狙いうち」とあるのは、応援曲が山本リンダの『狙いうち』の曲
という合図。ブラバンにチアガール、みんな青春してるな。

結果は13対0で東海大相模の優勝。

しかも、ピッチャーの吉田くんは20奪三振という高校野球記録に並ぶ快挙を達成した。

きしょう

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エバーグリーン。
MMの入口に位置する、日産グローバル本社。

横浜駅東口からMMまでの通路が本社内を横切っているので、ご存じの方も多いのではないだろうか。

通路からは日産のクルマが勢ぞろいするギャラリーが見下ろせ、クルマ好きなら胸躍る眺め。

30台を超えるラインアップの大半は現行モデルだが、日産のヒストリーに欠かせない懐かしのクルマの姿も。

これは、テーマに合わせて入替えられるのだが、ただいまの(個人的な)注目株は戦前のデリバリーバン。

でも今日ご紹介するのはフェアレディのパトカー。


Z(ズィー)カーの名でアメリカでも大人気だった。


このカタチ、子どもの頃はとにかくカッコよく見えたもんだ。
スタイル、という点では、今のパトカーよりはるかにいい。
いかにも速そうな、精悍なスタイリング。

1972年、というから、42年も前のクルマになるわけだ。
そう見えない、と思うのはわたしだけ?

DSC08740.jpg
後ろに見える赤とオレンジの強烈なカラーがデリバリーバン。

DSC08781.jpg
安全基準が厳しい今のクルマと比べると実にスリム。


NS
西伊豆
忙しい毎日に区切りをつけて、亭主とふたりで温泉旅行。
なにかのついでで出掛けたことはあるが、わざわざ出かけるのは、はじめての企画。

ポツンと居間に座っている90歳の母を置き去りにするのも忍びないので、
同行の上、昼食を一緒にとって小田原から一人で帰宅してもらうことにして3人で出発。

土用なので噂の小田原でうなぎを食そうと、、、店の前は開店10分後なのに満員で外まで列が、、、。

並んでまで食べません。   近くのイタリアンで軽食、、、3人でうなぎ一人前の値段。←よし
小田原駅の改札口まで母を送り、一路土肥温泉へ。
土肥の恋人岬なるものにチェックインの時間調整のために寄ったりして、宿へ。
宿は期待通り、部屋に露天風呂がある癒しの宿
のんびり温泉と美食を堪能、、まるでテレビの旅番組の風情でした。

帰りは西伊豆をできる限り海岸線を辿ってみた。西伊豆 タバコ休憩

西伊豆といえば夕日と富士山らしくビュウポイントがたくさんあった。
が、今回、富士山は見えなかった。

また行きたい場所になった。


mar.

空見富士【高画質改訂版】空見富士【高画質改訂版】
(2013/07/14)
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ゲリラのはなし(ただし雨)。
ゲリラ豪雨、という言葉、06年頃から広まったらしい。

わたしが子どもだった30数年前、こんな言葉、聞いた覚えもないし、たしかにそんな感じ、だと思う。

夏の温度、むかし(ってずいぶんアイマイな)と比べて、5度は上がっていると思う。
その高温化が、ゲリラ豪雨のポピュラー化に一役買っているのだろうか。

とにかく、朝や日中の晴れ間に安心していてはいけない。

どす黒い雨雲は当たり前として、まだ大丈夫か、と思えるような雲でも、雷を伴えば一気にドバーッと降ってくると思っていた方がいい。

先日も、京橋から八重洲に出て、この後日本橋へ、というところで、空を見上げると一面のグレー。

お昼頃のピーカンとは大分様子が違うので、これは危ないと八重洲で様子見したのがよかった。

ほどなく、ボツボツと雨が落ち始めて、見る見るうちにドッシャーン!
傘がなければ雨宿りの外なし。

八重洲のとあるビルのロビーで、タブレットをいじっていると、20分ほどで雨は一段落。

これなら、と歩き出すと、またボツボツ、だ。
仕方なく、手じかなカフェに退避。

ホント、折り畳みの携帯を真剣に考えた方がいいかも。

DSC08795のコピー
コンクリートを、激しく雨が叩く…


NS