fc2ブログ
プロフィール

nichieikagaku

Author:nichieikagaku
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
続・ブンコへ行こう!
金沢文庫を見学する前でも、その後でも、ここへ来たらちょっとした自然散策も楽しんでいただきたい。

文庫と称名寺の周り、見渡すと山に囲まれているのがわかる。
この山「称名寺市民の森」として整備されていて、手軽に散策を楽しむのにちょうどいいのだ。重装備はまったく必要ないが、山道を歩くのにあまりに不向きな服装・靴などにはご注意を。


称名寺の境内から石段を上がると間もなく、板仏?たちが。

DSC01761.jpg
こんな感じで、仏様はそれぞれ表情豊か。


草木のにおいに包まれながら適度な勾配を登り、居並ぶ石仏たちの表情を見比べ、金沢の海を見下ろすパノラマをご満喫ください。山から海が見えるのって、何か気持ちが晴れ晴れとするのはわたしだけだろうか。

DSC01772.jpg
真ん中の左端が八景島シーパラダイス。

DSC01778.jpg
MM方面を見ると、ランドマークタワーも確認できる。


アップダウンの途中には北条実時の墓もあるので、創建者に敬意を表していきたい。

DSC01781.jpg
北条実時公御廟。


一時間もぶらぶらすると、山門のあたりに戻ってくる。
時間があるなら、もう一周する?


NS
スポンサーサイト



原爆ドーム
原爆
広島に亭主の出張に便乗して行ってきた。

多くの欧米人に混ざってネットで調べた市内観光のバスめいぷるーぷに乗り、目指したのは、

原爆ドームと平和記念公園資料館

資料館は、音声ガイドを借りて、挑んだ。

戦争を知らない子供たち第一世代の私は、それでも街中の傷痍軍人をリアルタイムで見ているし

戦争の悲惨さも、親世代の実体験として知っているはず。

しかし残念ながら、資料も年月の経過とともに訴えてくる力を失いつつあるようだ。


9.11を映像で知り、3・11を経験した若い世代にどれほど伝わっているのかは疑問だ。


戦争の悲惨さよりも、原子力の恐ろしさを語る施設として、新しい展開を考えたほうが良い時期かもしれない。

ノーモア・ヒロシマは全世界の核廃絶をリードし、

ノーモア・フクシマで日本の核放棄を誓う、そんな施設になったらいいな。


mar.


原爆ドーム (朝日文庫)原爆ドーム (朝日文庫)
(1998/06)
朝日新聞広島支局

商品詳細を見る

ブンコへ行こう!
横浜から京急で20分ちょっと、金沢文庫駅からさらに15分ほど歩くと、緑豊かな金沢文庫に到着。

まずはお隣り、鎌倉幕府を支えた大立者・北条実時が創建した称名寺に入ってみる。


参道の門には、北条氏の紋・ミツウロコが。

DSC01796.jpg
参道をしばらく行くと山門。仁王様がはっしと門を守っている。


浄土を具現化した庭園が目に飛び込んでくる。
阿字ヶ池の周りをゆったりと散策してみよう。
朱塗りの橋を渡ってみるのもいい。

翼を休めるカモ、のんびり泳ぐカメ、こちらの気持ちも解きほぐされる心持ちがする。

DSC01759.jpg
阿字ヶ池。太鼓橋は雨の後などはちょっと注意が必要かも。


木立の中には実時さんの胸像もある。
この辺りでは、毎年ゴールデンウィークの頃に薪能が行われ、風や木々のざわめきを感じながら、自然とひとつになったかのような感覚を味わうことが出来る。

DSC01746.jpg
実時さん。一応肖像画を参考にしたんだろう。


ちっちゃなトンネルを抜けると、神奈川県立金沢文庫。

今では鎌倉以来の貴重な文化財を保管するとともに、中世歴史博物館として様々に企画展などを行っている。

展示のボリュームも手ごろなので、ここまで来たらぜひ立ち寄っていただきたい。
現在は、特別展 「東大寺―鎌倉再建と華厳興隆―」を開催中です。
国宝・重文もタップリ見れますよ。


県立金沢文庫ホームページはこちら


NS
PRドラマ、クランクアップ!
毎年制作している安全管理ビデオの撮影が昨日、無事終了した。

思えば1週間前、台風27号が発生して、ちょうど劇用車が来るオープン(外)での
撮影に直撃しそうな予報で心配したけれど、3日間の撮影で雨はほとんど降らず、
一度も傘をさすことはなかった。それどころか外の撮影では青空が垣間見え、日が差し
込むほどだった。自称“晴れ男”が集まったスタッフなので、その威力が発揮された
ようである。

gesui51.jpg

今回のテーマは処理場で事故が起きたらどう対処するか、というもの。
上の写真はベルトコンベアに腕が巻き込まれた場面。松井監督の演技指導にも
力が入ります。

gesui52.jpg

今回は劇用車(ドラマや映画で使われる特別車)の救急車をチャーターして撮影した。
救急車のインパクトは強く、1台登場するだけで作品にリアリティと迫力が増した。

gesui53.jpg

今回来てもらった救急車のオペレーター(ドライバー)は、この道のベテランで、
刑事ドラマなど数多くの作品を経験して知識が豊富な方のため、救急隊員の制服の着方
からストレッチャーでの運び方などを指導していただいた。私たちはまったく素人なの
でとても助かった。ちなみに救急隊員には社員のNSも出演している。(真ん中)

昨日ですべての撮影が終わり、これからはイラストを制作しながら12月の試写に
向けて編集をはじめます。その後、録音して来年の2月に完成する予定です。

きしょう
『アルミニウムの誕生』 昭和35年
昨日戻ってきたばかりの作品『アルミニウムの誕生』が、もう科学映像館で仮配信を始めたので、
資料を探してみた。

昭和35年からの [脚本綴り7] と書かれたファイルの中から、3冊の完成台本が出てきた。
企画が日本軽金属であるが、アルミニウムの需要の拡大からか、改訂版を38年、44年に
制作しているらしいことがシナリオから読み取れる。

最初のシナリオに多くの書き込みがあり、1アルミの誕生
途中『3日に1回』が、3年後の改訂版では『1日1回』に増えている。
作品最終章のアルミニウムを使った製品の欄には、部品や家電製品の後に、
アルミ2
昭和38年版から 新幹線 が堂々と書き加えられている。
小田急、あさかぜ、こだまの文字は手書き万年筆で消されている。

昭和37年には、同じく日本軽金属の企画で『アルミニウムと現代建築』-日軽ビル建設記録-という
作品が作られているし、飛ぶ鳥を落とす勢いで好景気だったんでしょうね。

改訂版の映像は社内倉庫には残っていないのは残念だが、
次回クリーニング&デジタル化⇒科学映像館配信候補は『アルミニウムと現代建築』かな?





mar.


日本軽金属―富士山型企業へ挑戦する (1980年) (ザ・会社シリーズ〈34〉)日本軽金属―富士山型企業へ挑戦する (1980年) (ザ・会社シリーズ〈34〉)
(1980/06)
山川 直樹

商品詳細を見る




クリーニングとデジタル化
先日クリーニングとデジタル化の為に会社の倉庫から送った古いフィルムが、
クリーニングとデジタル化を終えて戻ってきた。

昭和35年の『アルミニュウムの誕生』と昭和37年の『明日への日本』
明日への日本
どちらもおそらくは40年から50年もピッタリとリールに巻き付いたまま倉庫で眠っていた代物。

引越しの度に持ち歩いてはいたが、本来の目的である[観られる]ことは久しぶりだったに違いない。
自信を回復した?のかDVDとDVカムに移してもらってホッとしたのか?


東京光音さんから帰ってきた梱包はいつもながらキッチリと丁寧な梱包がされていて
古い作品に愛情をもってくださっているのだなと感心する。


診療カルテのような作業のコメント欄には、
[フィルムが劣化によって超退色しています。オリジナルフィルムの色成分が殆ど残っていません。」

と記載されていた。


科学映像館の久米川さんがいつもおっしゃているが、多量の文化遺産が劣化によって失われつつあるんだな。

少しづつでも掘り起こしていこう。


mar.


日本の科学映画史 (1978年)日本の科学映画史 (1978年)
(1978/09)
谷川 義雄

商品詳細を見る




台風で屋根のパネルが落ちてきた!
今年最大の台風26号は八丈島に大きな爪痕を残した。
横浜は雨よりも風が強く、うちの屋根瓦を押さえていた角のパネルが
強風に飛ばされて落ちてきた。

taifoo1.jpg

しかも、2枚落ちたうちの1枚は庭へ、もう1枚が愛車「フォレスター」のボンネットの上に
落下し、キズがついてへこんでしまった。キャー|(*o*)|

taifoo2.jpg

何で車の上に落ちるんだよ。と、最初は嘆いたが、

フォレスターの横の駐車場、すぐ2mぐらいのところに他人の車が駐車してあるので、
そこに落ちなくてよかったと安心している。

もしこれが隣の駐車場に、または隣の家に落ちて被害を起こしていたら・・・、

と思うと、自分の車で良かったと、『不幸中の幸い』と思えてきた。
それを思うと、ボンネットのキズぐらい、大したことではない。

ところで、来週ロケなんだけど、台風27号とぶつかりそうだ。
何てこったい。

きしょう

恋愛台風〈5〉 (エタニティブックスRouge)恋愛台風〈5〉 (エタニティブックスRouge)
(2012/12)
十和田 眞

商品詳細を見る

街の記憶 -東急東横線・旧高島町駅-
文字色2004年、みなとみらい線は開通と同時に東急東横線との直通運転を開始、渋谷から元町・中華街が一本に結ばれた。

このとき、ひっそりと表舞台から消えていったのが東横線の桜木町駅と高島町駅。

始発駅だった桜木町はそれなりにメディアでも取り上げられていたように記憶しているが、高島町はずいぶん寂しい扱いだったと思う。


ただの高架下の出入り口としか見えない。


そもそも駅自体寂しかった。

横浜と桜木町の間に挟まれて、各駅停車しか停まらない。
駅の前には国道が走るだけで広場も何もなく、これといって店も(コンビニすらも)ない。

近くに住む人の外、利用する人がいるとも思えない、実際はそこまででもなかろうが、イメージとしてはまさにそんな感じ。

DSC04988.jpg
中を覗くと、アーチのあたりに駅の名残が。


わたし自身、この駅を利用したことがあったかどうか、はっきりした記憶はない。

そんな旧高島町駅。
電車の走らなくなった高架線とともに残された島式のホームは、毎日根岸線の車内から見ているんだが、先日紹介した2代目横浜駅跡の(ホントに)すぐそばなので、ちょっと寄ってみた。

かつての遺構がいくらか残ってはいるものの、ホームのようなはっきりしたものはない。何も知らぬ人には、ここが駅だったとはわからないだろう。

やがて高架線が撤去されれば、まさに跡形もなく消え去ってしまう。
プレートの一つでも立つんだろうか。望み薄だろうな。

せめて写真に撮って、記憶のよすがだけでも残しておくとしよう。

DSC04998.jpg
かつて駅の出入口だったところ。ホントに何もない。


NS
facebook
今年の6月、誕生日の勢いで前々から懸案事項であったFACEBOOKを始めた。

おっかなびっくりなので、たったの三人、兄嫁とあとはその時イタリアに住んでいた友人の娘さんと、

あとはニューヨーク時代の友人とつながっただけ。

だんなも名前だけは登録していたので釣れた。しかし、だんなの友達に「お友達になりませんか?」

っていわれても、、、自動的に拡散しているんだろうけど、、、いやだな。

自動的に8人づつ無作為?に紹介してくるけれど、、、これもね?

結局たまに写真を入れて自己満足な内容を書き込むだけ。

そして、それに対して兄嫁がコメントしてくる。⇒これってSNSの意味ないよね。


今朝の新聞にSNSの流れがおもしろく書いてあった。

結局クローズな連絡手段に戻ってきているって!!

古い友達が見つかるかもと始めたけど、旧姓の壁もあり、海外で知り合った人たちは、

フルネームを知らなかったりする。

元来人付き合いが億劫なタイプ、、、だからこそPCを通じて、、なんて考えは甘かった。

何を始めても私は私でしかないわ~


こっそり息子のFACEBOOKを覗いてみたりする(これっていやだよね)けど彼もサークル仲間との

狭い世界での連絡用につかっているだけみたいだと判った。

デジタル ネイティブ世代の彼は、あれこれ使い分けているらしく、母が入っていけないことはご承知なようだ。



mar.


デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)デジタルネイティブの時代 なぜメールをせずに「つぶやく」のか (平凡社新書)
(2012/11/17)
木村 忠正

商品詳細を見る




一瞬の虹
寒くなったと思ったらまた30度越え。

ついに風邪を引いてしまった。

久しぶりに3連休を寝て過ごした。

だらだらと眠りに眠って、時々起きだして家族にへんてこりんな食事を用意し、

また布団の中へ、熱があると言っても37度5分、そのわりには つ・ら・い

24時間布団のなかで過ごしたら、やっと元気が出てきた。

ありがたい復活。

久しぶりに風邪を引いたが、久しぶりに虹も見た。にじ


うっすらご覧いただけるだろうか?


mar.


薬を買う前に読む本薬を買う前に読む本
(2008/02/15)
岡田 正彦

商品詳細を見る



謎が謎呼ぶ…横浜ミステリー。
通るたびに気になっていたのだが、結局何だかわからずじまいの建物がある。

それは、横浜市庁舎前の交差点、市庁舎のちょうど向かいに建っている。


市役所と横浜スタジアムの間、と言ったら分りやすいだろうか。


まず、かなり古い建物だ、というのは間違いない。
少なくとも50年は経っているのではないか。

建物の外壁には、看板の類は一切なく、建物の名も、入っているテナントも皆目見当がつかない。
中に電灯が点いているのだから、空き家、ということでもない。

地図サイトで調べてみると「尾上町分庁舎」とあった。

分庁舎ときて、機械的に横浜市役所の、と思ったが、インターネットで検索してみると神奈川県警の、ということのようだ。
コーナーが円形に処理されているあたりは美しさとともに、室内は実に明るいんだろうな、という感じもする。

ちょっと奇妙なのは、建物への入り口が見当たらないこと。
いや、よく見ると右手の鉄骨階段のところに、扉が確認できる。

これ、まるで非常扉のようではないか。

どういう経緯があったんだろうか。
うーん、知ろうとして、却って謎が深まったような…


NS
キリンビール工場見学&BBQ大会
休日は仕事を忘れてさわぐのもアリでしょう。
毎年行われているビアバー「ジャンパール」の『お客様感謝祭!』。
今年は横浜(生麦)にあるキリンビールの工場見学とBBQ大会でした。\(^o^)/

kirin1.jpg

地名が“生麦”というのはビ-ル工場があったから?
ではなく、徳川秀忠の名によるらしい(*1)。ビール工場にふさわしい地名です。

kirin2.jpg

案内員の説明を聞きながら見学するなんて小学校の社会科見学を思い出す。
「ビールは麦芽とホップと水に酵母を混ぜてつくられてます」など、
麦芽を食べたり(ゴマみたいで美味しかった)ホップの実を嗅いだり、ビールができる
までをお勉強。・・・と、ここまでは優等生。

kirin3.jpg

工場見学の終わりは、ビール3杯の無料サービス。\(^o^)/ヤッホー
これですよ、このために来たんだから。
ここからは、それまでの優等生からタダの呑んべえおやじに大変身。

一杯目はキリンの自信作、泡が凍ってる「フローズン生」で、二、三杯目は
一番搾りかスタウトを選べるようになっていました。

kirin4.jpg

この日は特別に、今、赤レンガ倉庫でやっているオクトーバーフェスト(*2)
に出演しているドイツ人楽団がきて“ミニ・オクトーバーフェスト”のはじまり、はじまり~。

kirin5.jpg

本場ドイツでお決まりの“乾杯の歌”「Ein Prosit」(アイン・プロージット)を
全員で合掌! みんなノリがいい! そして“プロースト!”(乾杯)

肩に手を置いてみんなで“ジェンカ”を踊ったり、そりゃ~もう大騒ぎさ。

kirin7.jpg

私もお姉さんに誘われてワルツを踊りました。
あのね、言っときますけど、自分からじゃないからね、“マジに”お姉さんから
誘われたんだから、顔は笑ってるように見えるけど、仕方なく踊ってるんだからね、
そこんとこヨロシク。

ということで、おじさんはハメを外して、また血圧あがっちゃいました。(@_@;)ムヒ~

(*1)生麦の由来。
江戸幕府(二代将軍)徳川秀忠の行列がこの地を通る際、道に水が溜まっていて通行が
ストップした。そこで村人たちは街道の脇の生麦を刈って道に敷き、その上を行列に
通っていただいたという。これに対して秀忠はその感謝として、この一帯に“生麦”
という地名を与えられたそうである。(ウィキより)

(*2)横浜オクトーバーフェスト2013
ドイツのミュンヘンで毎年行われるビ-ル祭りの日本版。今年で12回目になる。
演奏したおじさんバンドもテント内で平日4回出演しています。楽しいですよ。
10月4日~20日まで。
http://www.yokohama-akarenga.jp/oktoberfest2013/

きしょう
サザエさんがとうとうデジタル化に
プロデューサーのこだわりで、ずっと手書きだったテレビ「サザエさん」のアニメ。
今月、10月6日の放送から、とうとう、すべてデジタル制作に変わってしまった
そうだ。

これまでオープニングとエンディングのタイトル部分はすでにデジタル制作されてい
たので、「何か変だな」と感じていた人はいたかもしれない。本編と違う映像として
の違和感、それがデジタル制作だったのである。

デジタルは発色がきれいだけど、色セロハンを貼ったように、塗面がペロンとしてて
“映像の味”が無い。ところが絵の具(アニメカラー)の塗りだと、絵の具の粒子が
あって“懐かしい手のぬくもり”を感じるのだ。

どうしてデジタルにしなければいけないかというと、すべては制作費の削減と製作
期間の短縮である。

絵の具を使って人の手で塗るよりも、デジタルだとパソコンで画面をタッチするだけ
で色が流し込めるし一瞬の作業で終わる。絵の具代もかからなければ塗った絵の具を
乾かす時間も必要ない。何人もの人手がかかった作業をひとりですることも出来て
しまう。

サザエさんのデジタル化についてフジテレビは「高画質で楽しんでいただくために
デジタルに移行しました。」と言ったそうだけど、高画質が必ずしも楽しんでいただ
くための理由だとしたら、それは大間違いだぞ、と声を大にしたい。

sazae2.jpg

上は、去年、制作会社に行って撮影したサザエさんの『線画台』。
上にカメラがついててセルを撮影する装置である。
ここで一コマ一コマ、撮影部が汗を流しながら撮影していたのに、歴史あるこの『線画台』
も、もう必要なくなってしまう。いつの時代も、新しい時代の波にのまれてしまうのは
仕方ないけどね。

サザエさんがデジタル化に移行することで、“日本のアニメ界を支えてきた
セルアニメ”が とうとう完全に姿を消すことになってしまった。

悲しい。(_ _;)ウウッ

きしょう
大震災の史跡を訪ねて。
関東大震災90周年の記念展が横浜の3か所で開催されているというのは、すでにこのブログでもご紹介の通り。
今日は、横浜の街中にひっそりと残る、大震災の史跡を訪ねてみよう。

大震災での横浜の被害は、地震そのものによる建物の倒壊に輪をかけて、火災の猛威が被害を大きくした。
都市発展記念館のチラシは被害にあった横浜駅の写真が使われているが、実は、これは現在の横浜駅ではない。

横浜駅は3度場所を変えていて、最初に出来たのが明治5年、鉄道開通とともに生まれた。
これは現在の桜木町に当たる。

大正4年、現在の市営地下鉄高島町駅近くに2代目横浜駅が造られる。
初代横浜駅が、東海道線のルートから外れてしまったのが理由だろうか。

この2代目横浜駅。
赤レンガ造りの、結構立派な駅舎だったらしい。
しかし、わずか8年後、関東大震災により発生した火災により焼失。
仮駅舎が造られたものの、5年後には駅そのものが現在の場所に移転することになる。



これが2代目横浜駅の痕跡だ。

地下鉄の、というより、これまた廃駅になった東横線旧高島町駅のすぐ隣、といった方がわたしなんかにはしっくりくる。

マンション建設の際に出土したんだろう。整備されていて、誰もが見学することが出来る。

DSC04990.jpg
銘板をアップで。


3度も場所を変えた横浜駅。
2代目の命運が尽きたのは、必ずしも大震災のせいではない。

けれど、これまた失われた私鉄の駅とともに、高島町の街中で大震災の記憶を伝えている史跡。

どこかに行く際に通るようなところじゃないが、何かの折にでも、気が向いたらでも、ここに横浜駅があったのか、と見に来てほしい。

街の歴史は、ほんと、意外な片隅にひっそりと息づいている。

DSC04993.jpg


NS
大きな屋根の下で。
先月20日、東京駅の八重洲口に「グランルーフ」がオープンした。

ひとことで説明すると、サウスとノースのツインタワーを結ぶ、ショッピングアーケード、といったところ。
地下1階から地上3階まで、飲食を中心に様々なショップが並び、2階の開放的な通路には帆をかけたような大屋根=グランルーフで覆われている。


2階の通路部分。サウス側から望む。

DSC06064.jpg
角度を変えて。右下には高速バスの発着場。

DSC06072.jpg
ノース側、通路への階段。右は八重洲中央口だが、たしかに大分イメージが変わった。


レストランやカフェがほとんどなので、そこいらに立ち寄る以外は通路として利用するばかり、となりそうだが、
実は少し離れて眺めるのが一番良かったりする。

景観として、としての効果が、個人的には評価ポイントかな。

DSC06043.jpg
YBCの前から。


東京駅の丸の内側は、知っての通り復原されたレンガ駅舎の偉容。
実にクラシカルな雰囲気。

その反対に回って八重洲側は、とみれば、鉄とガラスの近代的な装い。
まったく対照的な表情が楽しめるようになった。

そのうちオリンピックも来るしね。


※グランルーフ、詳しくはこちらを。


NS
「深海」スピンオフ。
「ぶらぶら美術・博物館」よろしく、ミュージアムショップのご紹介。
見ていない人はBS日テレでチェックしてみて。

…もちろん「深海」展から。

特別展の動線は、最後の最後にグッズ売り場に出てお仕舞い、というのが科博のパターンなんだが、もちろん今回もしかり。

ダイオウイカやしんかいにちなんだ、あれやこれやが用意されております。
やはりその名に恥じぬ巨大なぬいぐるみなんかいいんじゃないでしょうか。

DSC04932.jpg
サメなども交じっているようです。

DSC04930.jpg
奥のデカいやつは持って帰ることが出来るんでしょうか?


ちょっとキモかわいい感じ…です。

お口に入るものも各種取り揃っておりますし、キーホルダーやストラップの類もございます。
「深海」展が終わる前にぜひどうぞ。

DSC04931.jpg
わたしは今回は何も買わなかったのでした。


NS
再び「深海」展でございます。
「深海」展のもうひとつの大目玉。
それがダイオウイカ。

うーむ、あまり書くことがない。

これはどちらかというと、Nスペで放送された、ホントの深海での遭遇シーンを見てもらう方が100倍いい、というかショックがあるはず。

金色に輝く巨大な全身、生物界最大という漆黒の目、長い脚をぬらぬらと動かしながら泳ぐ様は「これは作りものじゃないのか?」などと思わず奇妙な考えに捕らわれてしまうほど。

要するに凄すぎて、却って現実味が薄れてしまうのだ。

その映像の衝撃度に比べると、展示はまあ、こんなものかな、という感じ。



実際に海の中でお会いしたくないものだ。


ダイオウイカの模型。
赤いのはあぶったから、なんてわけはありません。

科博が保有する標本。
全長5メートルと十分にデカいのだが、ホルマリンに漬けてあるからだろう、全体に白っぽくなっちゃって、イマイチピンとこない。

DSC04909.jpg
こちらは標本。


勧めているんだかいないんだか、よくわからない記事になっているが、それだけ映像にインパクトがあった、ということで、おススメだと思いますよ。

ダイオウイカだけが深海の生き物じゃない。
こいつが大だとすれば、小へ行くまで実にバラエティ豊かな、カタチも生態もユニークな生き物がいっぱいいるわけで、そこいら辺をしっかり見て欲しい、と思う。

要するに、ぜひ、「深海」の魅力を色んな角度からご堪能いただきたいってことで。


NS
10月といえば
ハロウィーンの季節がやってきた。

京都に住む娘家族の次女が、英語教室に通っていて
来週ハロウィーンパーティがあるらしい。
娘は休日返上で衣装を手作りしたという。

繝上Ο繧ヲ繧」繝ウ_convert_20131002132835

ミシンカタカタしながら自分の小さい時に、ハロウィーンの季節は、
手作りの衣装を着たのを、あれこれ思い出しながら縫ったらしい。

彼女が小さい頃はニューヨークに住んでいたので、ハロウィーンは一大イベントで
街のあちこちに大きなかぼちゃ(生のかぼちゃをくりぬいて作るjack-o`-lantern)が出現。
厳しい寒さに向かう灰色の季節には、おおきな楽しみだった。

私は二人の娘に、ストロベリーショートケーキドールとサンリオのキャラクターマイメロディの衣装を手作りしたっけ。



現地では、各家庭でお菓子など(お金のこともある)を包んで Trick or treat! と訪ねてくる子供を
待ち受けた。
用意していないと生卵を家のドアに投げつけられたり、
家の周りをトイレットペーパーでぐるぐる巻きにされたりという、いたずらもあったっけ。


日本に帰国した当初(今から30年ほど前だもの)、ハロウィーンを誰も知らなかったし、
クリスマスのイルミネーションも家庭で飾ることは無かった。


mar.


rubies 802629 9”Scary Jack-O'-Lantern (LED)rubies 802629 9”Scary Jack-O'-Lantern (LED)
()
RUBIE'S JAPAN

商品詳細を見る


ヨコハマアートデパートメント3
9月22日(日)ヨコハマ創造都市センターでクリエイターとアートファンのため
のアートフェスタ、「ヨコハマアートデパートメント3」が開催された。

イラスト、絵画、クラフトからファッション、雑貨まで、若手アーティスト135組
が自身の作品や小物を展示・販売した。

YCC1.jpg

ヨコハマ創造都市センターは、旧第一銀行横浜支店を移築・復元した建物で、
1階はものすごく天井高いフロアになっている。

YCC2.jpg

会場に入ってすぐに陣取った“編ミニスト”のsherqiさん。
毛糸で編んだ身長170cmの女体像がインパクト大。
ご本人もインパクト大でした。

YCC3.jpg

地下1階には「透明標本」の冨田さんがいた。(写真奧の紺と水色のTシャツを着ている男性)

私はテレビで紹介されたのを見たことがあって、今回、参加するのを知って楽しみに
していた。「透明標本」は、酸素によって魚のたんぱく質を透明にし、硬骨を赤紫、
軟骨を青色に染色することで自然が創りだした生命の神秘、骨格美を見せる“標本
アート”である。

YCC4.jpg

写真はエイの「透明標本」。(冨田氏の了解を得て撮影)
何本も入ってるヒレの軟骨が美しい。でも、その美しさと裏腹に“死”を感じて
身震いしてしまう。エイの標本は次回作のモチーフにしようと思う。

他の作品は「新世界『透明標本』」ホームページをご覧下さい。
http://www.shinsekai-th.com/

YCC5.jpg

上は砂で絵を描くサンドアートのkisatoさん。
彼女はサンドアートを動画で見せるのではなく“一枚絵”として見せることにこだわっ
ているそうだ。 http://kisatosandworld.web.fc2.com/main.html

他にもステンドグラス作家さんやメキシコに魅了されたRinaさん、
チョコレートアート(?)のUCOさんなどなど・・・。多くの作家と話した。

若いアーティストの活気あるアートイベントは観てて楽しいし、元気をもらえる。

きしょう