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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
ドキュメンタリー映画「流」
会社のOBでフリー・カメラマンが撮ったドキュメンタリー映画が公開された。
場所は東中野の『ポレポレ東中野』。

ポレポレ東中野はミニシアター(単館系)で、主にドキュメンタリーや新人監督の
作品を中心に上映している。

POREPORE.jpg

100席ほどの小さな劇場で、壁から天上までパーマネント・グリーン色。シートの生地
は表が黒で裏が赤という大胆なカラーリングだ。約100人程度の映画館にしてはスク
リーンが大きくて迫力があった。それもそのはず、Wikipediaによると客席1席あたり
のスクリーン面積が日本で最も広い映画館だと書いてあった。そんなデータがあるの
初めて知った。


さて、映画「流(ながれ)」は、神奈川県を流れる中津川に生息する絶滅危惧種の植物
『カワラノギク』を残そうと個人で活動している吉江さんと、中津川に住んでいる
水生昆虫を1960年から調査している地元学校教師、斉藤さんのふたりのおじいさんの
10年間の活動を追ったドキュメンタリーである。

この二人のおじいさんは誰に頼まれたわけでもなく、お金になるわけでもないのに毎年
もくもくと作業を続けている。同じ事を毎年繰り返すその姿に感心するし頭が下がる。
チラシに「この映画は日本の“木を植えた男”です」(作家 童門冬二)とあるように、
まったくその通り。ひたすら二人のおじいさんは活動を続けるばかりだ。

カワラノギクを移植するおじいさんの姿はやがて人の目に留まり、NPO法人の協力を
得てラストでノギクの花畑が満開に咲くことになるのは、すがすがしい気持ちになった。

惜しむは、作品がずっと河川敷(河原)だけで進行するため、周囲の山々の自然や風景
が出てこない。映画として狭い印象しか残らなかった。年月は字幕で出るものの、
四季の映像がないので、10年の時間を観客の体験として入ってこなかった。

nagare.jpg
ドキュメンタリー映画「流(ながれ)」~11月30日まで
ポレポレ東中野
http://www.mmjp.or.jp/pole2/

きしょう
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続・三溪園にて
昨日に引き続き、三溪園今年の紅葉の話題を。

本日、公式サイトを覗くと「紅葉は日ごとに進んでいます」とあった。
やはりピークはこれから、12月アタマ、ということになりそうだ。

園内には重要文化財建築が10!
歴史的建築の野外博物館、という趣もある。
昨日2つ紹介したので、今日もまた…

sankei04.jpg
聴秋閣【重要文化財】

カメラを友に園内を1周すると、わたしの場合大体1時間半ほど。
必ず展望台まで上るのだが、上りか下り、いずれにおいても途中で出会うのがこの建物。

sankei05.jpg
旧燈明寺三重塔【重要文化財】


園内至るところから見えるこの塔こそ、三溪園のシンボル?
ちなみに展望台から見える景色は、園内とのギャップがすさまじい。
それもまた一興で、時の流れと世の変わり様を雄弁に物語っている。

sankei06.jpg
JX日鉱日石のコンビナート。わたしの行ってた学校からも見えた。

今年もう1回、ピークを狙って行ってみたいがタイミングが合うかしら。


NS
三溪園にて
結論から言うと、去年よりちょっと早かったんだと思う。
今年、三溪園に行ったタイミング。

カメラ片手に紅葉見物に行くのも3年目なんだが、
去年、ここのモミジの赤は鮮やかだったな、というのも、記念館のすぐ脇で日に照らされて黄金色の葉が揺れてたな、なんてのも全然影も形もなかった。


重要文化財・臨春閣

むろん、それなりに色づいているところはそこここにあるのだが、全般的にはもう一息って感じなんだろうか。

何にしても晴れてくれたのはよかった。
せっかくの3連休も雨、曇りと冴えなかっただけに、今日の青空はひとしおありがたい。

sankei02.jpg
同じく臨春閣。カールツァイスのレンズは広角なのにラインがピシッ(カメラ側の補正もあるのだが)。


園内は多くの人でにぎやかだが、まあ例年通りというところ。
ベストポジションを占めるために待ち、カメラを構えてからも、狙った構図になるまで待つ…
どうしても待ちが多くなるのは仕方ない。


ここを訪れるたびに同じように感心しているんだが、横浜の中心から少し行ったところに山あり、緑あり、水辺あり、文化財ゴロゴロの庭園があるなんて本当にありがたいこと。

これも明治・大正期の横浜で活躍した豪商・原富太郎氏のおかげ。
尊敬される金の使い方ってあるもんだな、今の金持ちはどうですか?

sankei03.jpg
重文・月華殿。去年はモミジが赤く色づいていたんだが。


NS
「つばめ」エンブレム
先日の旅報告  後日談

蒸気機関車

私の後方に見えるレンガ色の建物が、九州鉄道記念館

中に入ってみると、さすがジオラマが博多駅を中心に作られていて、模型車両の動きと連動して

背景の壁には、本物の走行風景が映像で観られる大スクリーンが設置されている。

ジオラマに沿って進むと九州の鉄道の歴史コーナーがあり、その中に、、、

つばめエンブレム正面

左端上方に見えるのは、九州新幹線の「つばめ号」最新のとんがった鼻先にはエンブレムはついていないが、

側面にはTSUBAMEの文字がかっこよく配置されている。

そして、下の写真のエンブレムが、「つばめを動かす人たち」が撮影された時代のものらしい。

つばめエンブレム右



こんな素敵なコーナーがあったので、勢いがついて、売店にお邪魔した。

とんとんと話が進んで、DVDの委託販売が実現しそうな勢いだ。


mar.


九州 鉄道の記憶〈5〉九州 鉄道の記憶〈5〉
(2007/04)
宇都宮 照信

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大和市ビデオ3日目の撮影
この日も天気予報は曇りのち雨。
どーして撮影の日になると天気が悪いんでしょうか。
私も監督も“晴れ男”なのに。・・・スタッフの中にきょーれつな“雨男”がいるようだ。

こうなったら雨が降り出す前に重要なシーンを撮っておこうと、集合時間を30分早めて
朝7:30とし、撮影の順番も入れ替えてエンディングから撮り始めた。

3roke1.jpg

上の写真は大和駅の西口プロムナードの奥。
酒井と真希が別れるシーン。天気が悪いせいもあって通行人が少なくて撮影は順調に
始まった。ところが、大敵は雨だけではなく、この日、厚木飛行場で突然訓練が始まっ
て、離陸するジェット機の爆音で撮影を中断することが頻繁に起こった。雨と爆音、通行人
のタイミングをぬって必死の撮影となる。(苦笑)

3roke2.jpg

骨董市で主人公が石器を買うシーンでいよいよ雨が降り出した。
うさんくさそうな雰囲気をプンプンにおわす山下さんの演技は絶妙で、主人と
間違えて本当のお客さんが撮影中にテントに入ってきてしまったのはハプニング
だった。

3roke3.jpg

民家園では子供たちが虫捕り網を持って走るシーンを撮影。
足元は泥だらけ。でも、肝心な場面で雨はピタリと止み、薄日が差すという奇跡的な撮影
となった。

3roke5.jpg

この日の最後は酒井の妻が寝ている病院のシーン。

3日間の撮影で3日とも雨予報だったにもかかわらず、全て撮り終えたのはスタッフ・
キャストみなさんのおかげだと思う。お疲れ様でした。

きしょう
SLやまぐち号
旅の終盤一日おいて目覚めたのは、山口県の湯田温泉。

きょうは一日フリーで観光!と楽しみにしていたが、天気は予報通り雨。

それでも押して、「わ」ナンバーの車で、紅葉の名所であるという長門峡へ、

かなり降っている中、☂をさして渓谷へ、朱や黄に染まった木々は確実に冬の到来を待っていた。

道の駅に戻ると大きなSLのポスターが目についた。

係りの人に聞いたら、SLやまぐち号が今シーズンの運行を今日で終わるという。

これは行かなくちゃ!撮らなくちゃ!しか~し、携帯カメラしかない。

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JR山口線の長門峡駅は無人駅で、ホームに入って撮影。

もたもたしているうちに(実は前のおじさんもニワカカメラマンらしく、前方で傘をふりかざし)え、え、後ろ姿。

あ゛ー!

SL蠕後m蟋ソ_convert_20121122111341

すぐに車に飛び乗り、追いかけようと、ナビを頼りに併走して写真に収めた。

さすが沿道には本物の鉄ちゃんが大きなカメラを三脚に構えていました。

やっと撮った写真がこれ!

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なんとも曇天にカメラの腕も鈍臭く、迫力の無い絵になりました。


そうか、ムービー機能で取ればよかったのか。

あとのまつり。

写真では分りませんが、なつかしい日本の原風景の農村地帯、山々は紅葉していて、

そこをモクモクと煙をはきながら警笛を鳴らす様子は、映画のワンシーンのようでワクワクしました。


今回の旅は、図らずも鉄道にリードされた旅になりました。「つばめ」よ、ありがとう。



mar.

SLやまぐち 撮影ガイド(旅写人シリーズvol.4)SLやまぐち 撮影ガイド(旅写人シリーズvol.4)
(2009/09/17)
一城 楓汰

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大和市ビデオ2日目の撮影
大和市ビデオの2日目は、
発達した低気圧による雨は夜中に通り過ぎ、朝から予定通り開始した。

roke2_1.jpg

この日はボランティアガイドと酒井の歩きの場面からスタート。
撮影途中、残り雨が降って20分程中断したものの撮影は無事終えた。

roke2_2.jpg

午後は泉の森の民家園。
ここではミニクレーンを使用。

roke2_4.jpg

軒先につるされた網目の籠ごしに、それを見上げる3人の登場人物を撮影。
面白い画面が撮れた。

roke2_5.jpg

夕方からは、つきみ野の「つる舞の里資料館」での撮影。
この日も無事、予定の撮影を終了した。めでたし。

きしょう
映画をたずねて(向島編 その2)
すみだ郷土資料館から、かつての日活向島撮影所の跡をたずねて歩いている。

前回紹介した三囲神社のほか、立派な門のお寺も見かけ、このあたりが古くから人の暮らしが息づいていた所だということがよくわかる。

さらに先を進むと、高いネットフェンスで囲まれたグラウンドが見えてきた。
入口のアーチが何やら古風なデザインなので思わず惹きつけられる。

sumida05.jpg
隅田少年野球球場


柱のレリーフは誰がどう見ても世界の王貞治選手だ。
これですぐピーンと来た。
あなたも思い出したでしょう?
あのエピソードを。

昭和29年、中学2年の王貞治少年が友達と野球に興じているところに通りかかったのが、
当時毎日オリオンズの選手だった荒川博。

左投げ右打ちだった王少年に「左で打ってみたら」とアドバイスしたことが、わたしたちの知っている、左打ちの王選手の出発点になったのだ。

sumida06.jpg
正面から。


もちろん皆さんご存じだろうが、王選手がジャイアンツに入団してから、ふたたび荒川博と出会うことになる。
今度は選手とコーチとして。
二人三脚苦難の果てに作り上げたのがフラミンゴ、かの一本足打法なんだな。

どうよ、野球ファンなら胸躍るこの豊かなストーリー。
野球史の上では伝説的な場所、といっていいのがここなのだ。

折あしく人っ子ひとりいなかったが、子どもたちが皆ボールを蹴っているんじゃないことを祈りたい。

映画とはまったく関係ないが、大の野球ファンでもあるわたし、こんなステキな場所と巡り合おうとは。
これこそまさに街歩きの醍醐味。
王選手の物語にしばし浸った後は、改めて撮影所の跡を目指そう。

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未来の王貞治がここから!だといいけど。


NS
九州鉄道記念館
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北九州から山口県、そして島根県津和野まで。

旦那の出張にお供したので、ホテルは決められているし行動は半分一人旅。

たいして予定も立てずに、木曜の朝羽田から飛んだ。

福岡から門司港駅まではJR。憧れの九州新幹線には乗れず。

門司港駅は、古い駅舎を修復中だし、レトロ地区の観光の足であるトロッコ列車は、平日は運休。

夏の時期は大変な混雑らしいが、この時期はオフなのね。

孫が鉄道大好きだから目に付くのか、ババは、九州鉄道記念館に行くことに。


と、そこにはあの「つばめ」の蒸気機関車時代のエンブレムが、、、、。

なるほど「つばめ」の名は現在運行中の新幹線にまで受け継がれているのだ。

早速「つばめを動かす人たち」のDVDを委託販売してもらえないかと交渉。

大成功でした。

会社へのいいお土産になりました。

そのあと、一人関門トンネルを歩いて(レンタル自転車を引いて)下関まで行ってみた。

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歩いて九州から本州に渡れるなんて、ここに来るまで知らなかった。

しかも歩きでも15分ほどで到着。地元の人は体力作りの速歩のコースにしていた。

明日は、料亭でふぐ尽くしの予定、しっかり歩いて空腹で臨みたい。


mar.

さようなら関門のEF30~昭和62年・関門トンネル専用機関車の記録~ [DVD]さようなら関門のEF30~昭和62年・関門トンネル専用機関車の記録~ [DVD]
(2003/10/10)
ビコム アーカイブシリーズ

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いつもながら。
横浜そごう6階のそごう美術館。
今月の18日まで行われているのは「マリー・アントワネット物語展」。

いつもながら、終わりそうなタイミングでご紹介。
ってわたしが行ったのも今週なんだから仕方ない。

そもそもカーチャンの付き合いなのでモチベーションはほとんどなかったのだが、
一応世界史も興味の範囲内だし、入ってみればそれなりに楽しめたのよ、ホント。

ところで、こういうのは大体カメラで撮っちゃダメ、なっているんだが、このたび唯一撮影可、になっていたのがドレスの展示。


そこのマダム et マドモワゼル、青いドレスなんぞいかがです?


ぶっ飛んでますねえ。
これは舞台衣装、では決してなく、ふだんからフツーにこういうカッコで生活していた人たちがいた、ってこと。
アタマでは理解しているんだが、想像つかない…

わたしのファッションのモットーは、機能的で、軽快なこと。
それとは完全に正反対、相容れないものだな。

marie02.jpg
首を鍛える必要がありそうだ。


こいつはもっとスゴイ。
こんなのアタマにのっけていたら、イマどきの人間には大道芸の人?って言われるだけだろう。

これが最先端のファッションだった時代と世界があった、
自分の知識と意識の狭さを、改めて知らされた気がする。

marie03.jpg
お辞儀が凶器になりかねない。


フィナーレまで間がないが、異次元の世界をかいま見てみたい人、ベルばらあたりが好きだった、あるいは今でも好きな人はぜひ。

※「マリー・アントワネット物語展」公式サイトはこちら

NS
映画をたずねて(向島編 その1)
日活100年を記念したイベントは、調布、京橋、川崎と各所で行われている。
すでに調布と川崎は終了しているが、もうひとつ、浅草からほど近い向島はすみだ郷土文化資料館でも
「日活向島撮影所展」が今月4日まで行われていた。


すみだ郷土文化資料館


展示自体はそれほどボリュームのあるものではなかったが、関東大震災直後の東京を撮影した映像が会場に流れていて、古びたモノクロ彩色フィルムから伝わる凄まじいまでの惨状に息をのんだ。

なぜ墨田の地で日活?
その答えは、1913年から23年まで、向島に日活の撮影所があったから。

sumida02.jpg
資料館の入口


わずか10年で閉じられたのは、むろん大震災の影響だろう。
このため日活映画の撮影は、一時京都で行われるようになったが、34年、かの調布に新たな撮影所が開設される…

生々流転の歴史に思いをはせつつ、資料館を出てあたりを散策だ。
とりあえず目的地はかつての撮影所跡でも探してみようか。


歩き始めてすぐ、三囲(みめぐり)神社というお社があった。
なんとなく入ってみるとライオンがいる。

sumida04.jpg
神社にしちゃリアル過ぎる


神社にライオン?
これはかつて三越池袋店の入口に鎮座ましましていたもので、デパートの閉店後に縁あってここに移ってきたとのこと。その縁とは三井のご先祖様が京都から江戸に出てきたとき以来の長きにわたる由。

わたしは三越で買い物をした記憶すらないくらい縁の薄い男だが、意外なところに意外なご縁があるものだ。
これはこれで大変興味深い。

もうひとつ、おもしろいものを見つけた。

sumida03.jpg
どうです、この表情。


なんとも柔和なお顔のキツネさん。
癒される…

さあ、リフレッシュしたことだし、先へ進むことにしよう。


NS
大和市ビデオ、クランクイン!
天気予報で曇りのち雨だった日曜日。
いよいよ撮影がはじまりました。

まず、作品のオープニング、主人公の酒井がつきみ野駅に降り立つ場面です。

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45年前に発掘調査のために来た思い出の地に降り立った酒井。
その懐かしさと高揚感を、遠藤さんは自然な演技で表現してくれました。

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駅前では路上ライブも行いました。
歌手の由利江ちゃんは、この日のために作詞作曲したオリジナル曲を歌って
くれました。ギターを持つ浜田くんとは、普段は別々の活動をしているのに、
息の合ったところを見せてくれて撮影もスムーズに進行しました。

roke1_2.jpg

上の写真は演出中の松井監督。
デートの約束に遅れてきたカップルの演技指導をしているところです。

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午後は下鶴間の「ふるさと館」での撮影です。
やってきた酒井が縁側でお話ししているママと子どもたちにあいさつしています。

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酒井といっしょに施設をめぐるのは、建築事務所に勤める写真が趣味の三浦真希。
真希を演じる黒澤さんはフィルムのカメラなんてさわったことがない現代っ子。
そのためカメラの構え方から練習しました。いかがです、結構、様になってるでしょ。

外の撮影が終わったところで雨が降り出し、室内の撮影に移りました。

roke1_4.jpg

室内では、酒井と真希が出会ったきっかけとなる床板を見る場面です。
ここ「ふるさと館」には、江戸時代の商家を復元し、当時の日用品や売られていた
薬が展示されています。

撮影は無事終了。
予定した項目のすべてを撮り終えました。 

きしょう
映画をたずねて(調布番外編)
調布界隈で、映画とは全然関係ないハナシをひとつ。

続々集結しつつある花火客とはひとり反対方向に歩きながら、ひたすら多摩川から離れることしばらく、
遠くに電車の架線らしきものが見えてきた。

大分歩いたし、ありがたい、駅たどり着いたかな、とそれを目当てに進むのだが、
一向に電車が通らない。

京王にしちゃ本数が少なすぎるな…といぶかしくも近づいていくと、線路がない。
駅舎は仮囲いで覆われて中に入れない。


橋上タイプの旧布田駅舎。


これはいかなこと?
駅舎の反対側には線路があるが使われていない。
ようやく気が付いた。

station02.jpg
手前はすでにレールが撤去されている。


地中化されたのね。
はい、ご正解。

ここは調布から新宿寄りにひとついった布田駅、と言うんだそうだ。
今年8月に切り替わったというから、3か月と経たない。
どうりでかつての駅舎も残っているわけだ。

station03.jpg
仮、もしくは工事中の布田駅舎。


工事現場のような仮駅舎に入って、エレベーターでホームに降りたらピッカピカ。
最近のトレンド、ホームドアも設置されていた。

往路と同じじゃツマラない。
帰りは新宿回りとしましょう。
またビックロにでも寄ってみるか。

station04.jpg
上の写真とのコントラストがすごい。


NS
はまりんフェスタin上永谷
鉄ちゃんの孫家族と、地元上永谷の地下鉄開通40周年記念のイベントに行ってきた。

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「はまりんフェスタin上永谷」当日は10時開場なのに9時過ぎから長蛇の列。大盛況でした。

スタッフもたくさん居て、どの人もニコニコと対応していて気持ちがよかった。

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世の中には、鉄道ファンという人種が居て独特な雰囲気を持っていることも、

子供(特に男の子)を持つ親は取り敢えず、鉄道に関心を向けようとすることを再確認しました。

たくさんお土産をもらって楽しかった、お天気も最高でした。

ありがとうございました。


mar.


横浜市営地下鉄各駅散歩横浜市営地下鉄各駅散歩
(1999/10)
津田 芳夫

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中村麟子さんの作品を探す
中村麟子さんの監督作品として最古の作品「せんたく」は残念ながら手元にフィルムが無い。

蜿ー譛ャ閭瑚。ィ邏兩convert_20121109114400
資料はありました。昭和29年までをまとめたファイルは、手書きである。

そして、住所の欄には  NIPPON EIGASYA,LTD.,銀座西8丁目  って書いてある。

その上に 株式會社日映科學映画製作所 のハンコ。これは、まさに60年前の会社創成期の歴史的作品だ。

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どんな内容かと台本を読んでみた。

ナレーションは、「あかのついた着物を着ていると、風邪をひいたり、そのほかいろいろの病気に

なることがあります。」

で始まって、あかの正体が脂であること、そしてその脂を分解するには石鹸の乳化作用が必要なこと

そして、井戸水は硬水なので泡が立ちにくいことなどをビーカー等を使った実験で証明している。

そうか、この昭和27年という時代は、井戸水をたらいにためて手で洗濯をしていたのだ。

やっぱり映像で見てみたい、昭和の記録がここにある。

最後には、使用レコード  時の踊り(ポンキエリー)
             アンネンポルカ(ヨハンシュトラウス)
             花のワルツ(チャイコフスキー)
             モルダウ(スメタナ)
             四季(グラゾノフ)
             ファウスト(ベルリオーズ)

ああ、なんて崇高な「せんたく」、、、、、、

麟子さんは素敵な方、お目にかかった時には知らなかったことを今やっと紐解いている、私。



mar.


電気洗濯機100年の歴史電気洗濯機100年の歴史
(2008/11)
大西 正幸

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大和のロケハン
ロケハンとは、ロケーションハンティングの略で、撮影場所を探すことです。
シナリオに沿って、どの場所でどのように撮影するかを、監督、カメラマンをはじめと
するスタッフで市内をまわりました。

rokehan1.jpg

上の写真はつきみ野の住宅地で、主人公が駅から歩いてくるコースをどうするか、
それをどこから撮るかを監督とカメラマンが検討しているところです。

rokehan2.jpg

時には実際にカメラを構えてアングルや構図を決めます。
これは目黒川沿いの道路。

rokehan3.jpg

上の写真は「つる舞の里、歴史資料館」。
主人公とボランティアガイドが出会う場面を考えているところです。

rokehan4.jpg

室内の撮影ではライトを使うため、照明部がコンセントの容量を確認していました。
その時使われていたのが写真の『デジボル君』。コンセントに直接さすだけで、そのコン
セントに何ボルトの電流が来ているかがわかります。「102」を表示したので、ここに
は家庭用の100ボルトが来ていると確認できました。


きしょう

映画をたずねて(調布編4)
調布編の最後を飾る最終目的地・日活撮影所。


撮影所の前では、花火客目当ての屋台が。


実は書くネタはほとんどない。
門の外から中をホンのちょっと覗いただけだから。

むしろ、ここに来るまでの方が印象に残ったかも。

実はこの日、駅に降りると警備員が数人。
凶悪犯でも逃げたか、皇族でも来るのか、と思ったら、多摩川で花火大会があるとのこと。

10月に花火かよ、という気もするが、
日活撮影所まで多摩川に沿って歩く道すがら、そこかしこに警備員、そして日の高いうちからビニール袋を抱えて会場に向かう人たち大勢、花火に関係ないのはわたしだけなんじゃないか、とさえ感じるありさま。

nikkatu02.jpg
撮影所の中に高い煙突2本。撮影用の「何か」を作る施設なんだろう。


寒くってビールは進まないだろうな。
熱燗ならいけそうだが、熱いまま、をキープするのが難しそうだし。
帰りは絶対に人波に揉まれることになるだろうし、ああ、イヤだって、オレが見るんじゃないんだし。

日活の撮影所の門の前でも、早いくつか露店が出ていた。
スッーと通り過ぎざま写真を撮って、この辺りがグチャグチャになる前に駅へ急ごう。

nikkatu03.jpg
こっちにはガッパがいた。って今の人は知っているのかね。


NS

映画をたずねて(調布編 その3)
映画の碑のある公園からも見えていた大映撮影所。
入口にはお寺の仁王像よろしく、大魔神アンド変神前?の武神像がお出迎え。

大映撮影所
「天地明察」が現在公開中らしい。わたしは見ていないが。


大魔神って、大映を代表するキャラクターなんだなあ、としばし感心したが、
数の上では圧倒的に多い(もちろん名作もあまた)大映時代劇・現代劇のことを考えると少々フクザツかも。
オレたちを差しおいて、って言われないかい。

大魔神が、アイコンとして比類なく強力なのは間違いなのだが。

大魔神
ご存じ。大魔神。


さて、ヒトだと誰になるか?
カツシン、雷蔵、溝口カントク、あるいは山本富士子か若尾文子?
うむ、まさにキラ星のごとく。
…ひとつに絞り込むと大魔神になるのかな。

武神像
こちらは武神像。


じゃあ日活の方へ向かおうか、と歩き出したら、今度はガメラさんの姿が目に入った。
大映のツートップはいずれも特撮のご出身、でした。

ガメラ
手前にも大魔神がいるぞ。


NS

尺と秒
科学映像館サイトブログ内で中村麟子さんの特集があったので

できるだけお役に立ちたくて古い資料を探していたら、カット表なるものをみつけた。
121105_1422+01_convert_20121105143011.jpg
 
会社のロゴマークも入った往時を偲ぶことのできる逸品だ。

それは、2枚複写になった用紙でコピー機などない時代のしろもの。

手書きでカットの内容と尺数と述べ尺数、セリフや音楽、解説の欄もある。

で、映画作りには素人(新人?)なのでこの道30年のベテラン社員に聞いてみた。

「カット表って何時、何のために書くのですか?」と、私。

「フィルムの時代には、監督が編集のために切って貼って作ったものから、ネガテープをネガ編集の人が、

同じように切って貼ってマスターを作って、それを現像したんですよ。その過程で必要な情報を

カット表の形でつたえたのです。」

と解りやすく教えてくれた。


どの作品も、たった一つのネガテープが上手に保存されていればいつでも復活できるのか。

フィルムセンターのとちぎあきら研究員さんがバクモンの中で語っていらしたのはそういうことなんだ!


でも、今の時代、フィルムは絶滅危惧なのに、尺の単位がまだ放送会ではまかり通っている。

35ミリテープだと1秒は1.5尺らしい。

先ごろテレビ番組に使われた映像も35ミリだから尺単位で請求してみようかしら。

尺単価で今のままの金額にすれば、収入は、1・5倍になるのに。って都合のいいこと考えた。



mar.


科学映画と私 ある女流映画監督の回想科学映画と私 ある女流映画監督の回想
(2008/02/01)
中村 麟子

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映画をたずねて(調布編 その2)
調布市郷土博物館の後は、日活の撮影所まで歩くことにしていた。
行ったって、門の外から中を覗くだけなんだが。

ところが、博物館の展示のおかげでさらなる見どころが判明。
日活撮影所までの間に「調布・映画発祥の碑」、「映画俳優の碑」2つの記念碑と、大映(正しくは角川大映)の撮影所まであったのね。
さすがに映画の街である。

地図をアタマに入れて5、6分。
小さな児童公園に記念碑はあった。
道の先には、あれがそうなんだろう、大映の撮影所も見えている。

chofu04.jpg
調布・映画発祥の碑


フィルムカメラを象った「調布・映画発祥の碑」。
実に分かりやすいカタチである。
調布が日本映画発祥の地ではないから、これは「調布での」映画発祥の碑。
誤解を招きそうなので念のため。
いや、この碑を見たほとんどの人はそう思っているじゃないだろうか。

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映画俳優の碑


そして、多くの映画俳優たちが名を連ねる「映画俳優の碑」。
文字色戦前からのベテランの名前も多い。
古い映画をもっぱらとするわたしには馴染みの名が多いぞ、って誰に威張ってるんだ。

chofu06.jpg
これじゃ名前もわからないよな。


何はともあれ、調布と映画とのつながりを物語る、今や数少なき史跡といえるだろう。
映画好きとしては、もっと多くの人に興味を持ってもらいたいものだ。
その街ならではの歴史があるって、とってもステキなことですよ。


NS

夜間にカラフルな光の木漏れ日が
仕事帰りに日本大通りを歩いてたら、街がライトアップされて美しく輝いていた。
これは昨日から始まった「スマートイルミネーション横浜2012」というイベント。

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イチョウ並木を照らしているはLEDライト。
これは高橋匡太氏の「夜の木陰」というインスタレーション。
夜間にカラフルな照明で“木陰”をつくりだしている。

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旧関東財務局にはポップでカラフルな「moon flower dream」という作品があった。

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これは、顔料や砂糖など身近な素材でつくられたファンタジックなオブジェ。
まるで“光るこんぺいとう”のようでカワイイ。

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街ゆく女性のほとんどがこのオブジェの前に立ち止まって“カワイイ”と言って
写メを撮っていた。

「スマートイルミネーション横浜2012」は、関内に限らず、横浜駅東口、MM21の
汽車道、象の鼻パーク、山下公園・大さん橋で行われている。


 「スマートイルミネーション横浜2012」
http://www.smart-illumination.jp/
 10月31日~11月4日(日)毎晩17時から22時まで点灯

きしょう