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映蔵
横浜で活動する記録・広報映像制作会社日映科学映画製作所の作品紹介や、社の周り・横浜情報の発信など。
『ごちそう列車』 昭和28年作品
創業以来の作品は、主なものは東京国立近代美術館フィルムセンターに寄贈している。

社内倉庫にも原版ではないものを含めて数百のフィルムが眠っている。

触るのが躊躇われるほど傷んだ作品も存在する。

一連の鉄道物の中に『ごちそう列車』という題名の作品を見つけ、フィルムセンターから時間をかけて
蔵出ししてもらい、科学映像館に配信候補として提供、専門業者の丁寧なクリーニングを経て、やっと
デジタル化され配信が始まった。

仕事が一段落したので、科学映像館サイトから、初めて鑑賞した。 縺斐■縺昴≧蛻苓サ垣convert_20130926122957


北海道の釧路と思われる漁港から陸揚げされたさんまやまぐろが、多くの人の手によって氷詰めにされ
コンテナに積み込まれて、鉄路で函館へ向かう。当然だが最も速いと言いながらこの時代は蒸気機関車だ。
函館からは青函連絡船で青森へ
船を降りた荷物は、再び鉄路を蒸気機関車で、石巻漁港で捕れた積み荷を連結しながら東京を目指す。
最終目的地の築地では、また人々が群がり荷役作業を行う。
食卓に届くまで2昼夜を費やし、魚屋の店頭に並ぶまでを、お父さんが魚嫌いの少年に説明する。

『パパはなんでも知っている』というアメリカのホームドラマを連想させる展開だ。⇒古っ!!

製作:片田計一
脚本:松永利昭
演出:奥山大六郎



mar.

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『明日への日本』昭和37年作品
東京オリンピックの招致成功で盛り上がっている。

しかし、私たち世代のオリンピックといえば、1964年のアべべが走った
そして、バレーボールで日本が「東洋の魔女」だった時の東京オリンピックだ。

瞼に焼き付いた聖火の到着シーンは、決して古くならない。

でも、私は小学生だったし、新幹線は開業したばっかり。
どんだけ昔か、客観視する必要があるようだ。



というわけで、我社がオリンピック直前に制作した作品を、科学映像館の配信用に掘り出した。

古くて物持ちのいい会社なので、当然シナリオその他資料もある。

読んでみると、どうやら日本全土を空撮で収めている。企画はなぜか大和証券だ。


“空から日本を見てみようin 1962”というわけだ。

羽田空港から北上、霞ヶ浦、松島、三陸沖の景勝地へ、そして青森、青函トンネルは計画中だ。
北海道の函館、室蘭、大雪山や札幌を経て、日本海側を南下油田開発の秋田~新潟、富山から天橋立、鳥取砂丘から関門海峡へ。
北九州工業地帯の製鉄所の高炉そしてボタ山。
阿蘇山の火口や桜島、そして九州は鹿児島を最後に北上する。(沖縄は未だ返還されていない)
瀬戸内海から厳島の大鳥居、鳴門の渦潮。
阪神工業地帯の工場建設途上の様子、大阪、京都奈良へと続く。
石油コンビナートで活気づく四日市、名古屋、知多半島の愛知用水。
天竜川上流のダム建設を見ながら槍ヶ岳、アルプス、富士山を越えて熱海から海岸線を辿って横浜港へ。
そして最後に東京に帰って来る。


世界へアピールする日本、やっぱり東京オリンピックの時代のワクワク感が凝縮している。

まだフィルムのままだけれど、デジタル化が待ち遠しい。

これってどこかのテレビ局で映像使用したらいいと思うんですけど。




mar.


空から日本を見てみよう くもじい クッション空から日本を見てみよう くもじい クッション
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『ふるさとのこだま』昭和36年作品
科学映像館配信用にまた古いフィルムと資料を探している。

倉庫のリストを検索して、あたりをつけ実際に倉庫内に入って懐中電灯片手に探し、やっと見つけた。

次の候補は『ふるさとのこだま』と『日本誕生』、クリーニングとデジタル化の為に東京光音様宛に

送った。

『ふるさとのこだま』は、昭和36年の作品で牛乳乳製品普及会酪農振興基金というところの企画で、

台本もパンフレットもあった。

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台本を読みすすめてみると、ある程度年配の人には懐かしいと思うが、

早朝の配達時、ガラスの牛乳瓶の触れ合う音から入るシナリオは、文面を追うだけでも叙情的だ。

現在となっては、当時の健康増進の乳製品の普及目的は薄れ、昭和の失われた風景ばかりが

印象に残る。

製作・・片田計一
脚本・・附田 博
解説・・久米 明

デジタル化されて帰ってくるのが楽しみ~


mar.

懐かしの牛乳ビンシリーズファスナーマスコット 牛乳懐かしの牛乳ビンシリーズファスナーマスコット 牛乳
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「よみがえる金色堂」の予告編動画、見てください。
日本の貴重な財産であり、世界遺産に登録された平泉。
その中でも中尊寺の金色堂の修復工事は世界中の皆さんに見ていただきたいので、
DVDの販売促進を狙って予告編を制作して、YouTubeに動画をアップしました。

オープニングは世界遺産に登録されたことと、金色堂の老朽化をうたい、
タイトル明けからは、作品の中から印象深い場面をピックアップして、修復に
携わった人とその作業を見せ、最後に数々の受賞歴を並べて終わるもの。

全部で2分の動画です。
ぜひご覧ください。


映画「よみがえる金色堂」予告編
http://youtu.be/cB33_XFulv8

きしょう
『北陸線交流電化』昭和32年作品
上記の作品を科学映像館の配信に提供しようということで、

フィルムセンターに寄贈してしまったフィルムを蔵出ししようということになった。

ところが22分ほどの作品なのに、最後の3分ほどしか入っていないという連絡があった。

早速倉庫の中の資料を探してみると、多くが手書きの時代の資料に混じって“保存”と

大きく書かれた和文タイプのシナリオが見つかった。

どうやらその3分は、開通第一号列車の祝賀風景らしい。

シナリオのナレーション欄には、

遂に感激の日は来た昭和32年10月1日、北陸線交流電化の第一号列車が今発車しようとしています。
この一瞬のために国鉄技術陣はその総力を結集してきました。愈々その努力の報いられる瞬間です。

と仰々しい。

シナリオによると、画面には運転席の花束、、車窓に流れる沿線の歓迎の風景が映し出されているはずだ。


どうにかして見てみたいと思っていたら、ユウチューブにあるという。

ええっ?

確かにそれらしいタイトルが、、、

なんと紛れもない本作品最後の3分、カラーの部分がアップされていた。

そこには、真っ赤なED70形車両と、沿道で歓迎する人たちが振っている日の丸が鮮やかに映っていた。

「つばめを動かす人たち」を館内で上映販売してくださっている長浜鉄道スクエアにはこの車両が

展示保存されている。

どんな経緯でこの映像をお持ちなのか疑問だが、やはり全編はどこにも無いのか?

社内の倉庫を、もう一度本気出して、探してみよう。


mar.


発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 国鉄編7X/fc2blog06-22" target="_blank">発掘カラー写真 昭和30年代鉄道原風景 国鉄編
(2006/04/01)
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